あの福田監督が本気のラブストーリーを!
山田孝之さん、長澤まさみさん主演の『50回目のファーストキス』は、元々は洋画であったものを、日本版にした作品です。
洋画も笑いあり涙ありで面白かったのですが、福田監督は更にそれを超えてきたというのが率直な感想です。キャストも福田ファミリーが多く、ムロツヨシさんや佐藤二朗さんなどが出演していて、役者さんたちの掛け合いが面白い。面白くならないわけがないといった感じです。シーンの中には、アドリブかと思うようなところも多々あり、そんな目線で見るのも楽しいです。山田孝之さんが演じるダイスケがカフェで一目惚れしたルイ(長澤まさみさん)は、昔の事故の後遺症で記憶が1日で消えてしまうという症状を持っています。そのことを、家族や友人の努力により、ルイ本人は知らずに生活していたのですが、ダイスケと出会ったことで、その事実をしり彼女や周りの人達の時間が動き出すといったシナリオです。ルイとダイスケのラブラブっぷりがうらやましくなったり、お互いのための別れのシーンでは号泣したり、ギャグシーンでは笑ったり、感情が忙しい作品です。
そして何より、ハワイでの撮影とのことで、映像がキレイです。ハワイの海、星空、夕焼け、街並み、全てが映されていて、キャスト達が以前TVのインタビューで、「撮影期間のしんどさがこの映画では感じなかった。ほぼ遊んでいるような感じだった」と答えていたのも、この映画を見れば納得が行くような気がします。