感動だけでなく、面白い
作品名的にはヒロインが寝てしまうとある一定の日の記憶までしか残らなく、毎日同じ日を過ごすという悲しさのある作品というイメージを持ちながら見ました。イメージ通り病気という面で悲しさもありました。しかしその病気に立ち向かうヒロインと、それを支える恋人を中心とした家族、常連のお店の店員などがいました。記憶が毎日無くなっていく中でもヒロインの人生は進んで行って、ヒロインだけが毎朝取り残されてしまう。だけど、そんなことのないように恋人がDVDを作成をし、遂に結婚、出産までになったのです。病気を抱えている人が不幸なのではなく、そう思ってしまうことが不幸なんだ、その病気を抱えた上でどのように過ごしていくかが大切だと考えさせられました。また、日常生活を描いていく中で、それ以上に面白さが多く目立ち映画館でも声を出して笑い出しそうになってしまうこともありました。舞台がハワイだということもあり、とても羨ましかったり、こんな場所で暮らしてみたいという憧れも感じられる作品になっています。またこの作品を福田監督が務めたこともあり、福田組と言われる俳優(山田孝之さん、ムロツヨシさん、佐藤二郎さん)なども出演していました。それぞれの俳優が持ち前の面白さを持っていてそらがすごく発揮されている映画になっていたと感じました。