現代のスパイダーマン
「スパイダーマン:ホームカミング」の素晴らしい点は、設定にあると思います。
3度目のリブートの今作は、何度も描いてきたオリジンストーリーは端折り、はじめからスパイダーマンとしてヒーロー活動(見習い)をしてます。
そして1作目では、白人キャストが多かったのに対し、ヒロインのMJはゼンデイヤを起用してたりと人種の多様性を見せています。毎回おばさんというよりおばあさんだったメイおばさんも若くて美人なマリサ・トメイを起用しています。
時代をちゃんと反映するからこそスパイダーマンは古くならないんだと思います。
そして今作は、MCU(アベンジャーズシリーズ)ということもあり、イースターエッグも満載です。モリタ校長はキャプテンアメリカに出てきたジム・モリタの子孫だし、ハリントン先生もインクレディブル・ハルクにちょこっと出てきます。
そして今回のヴィランであるヴァルチャーは、アベンジャーズ1でチタウリが使用していた部品を再利用して活用しているのです。
と、ここら辺の伏線は有名で、3回観た自分も知らない細かい遊びが沢山あります。過去のスパイダーマン作品のオマージュなんかもあり、物凄く考えられたリスペクトの溢れた、最高のエンターテインメントです。