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マーベルとして最初のスパイダーマン映画
ニューヨーク・クイーンズの高校に通う高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、アベンジャーズ、シビル・ウォーでトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr)から与えられたスパイダーマンのマスクをかぶって高校生活とのバランスを保ちながら街の平和維持に努めている。しかし、トニー・スタークから新たな任務が与えられず、自分がアベンジャーズチームの戦力になることを彼に証明したいピーターは、ハイテクで強力な武器を装備した新たな敵に一人で立ち向かう。本作品はマーベルとして最初のスパイダーマン映画となっている。他のアベンジャーズ作品を見ていればより楽しむことができるのは間違いないが、見ていなくとも単独で楽しむことができる作品となっている。特殊効果を存分に使用しながらも、うまく背景と調和している素晴らしい映像で、そのストーリーの驚きの展開も見事である。マーベルコミックをそのまま表現するような魅力的なアクションと同時に、友情や恋愛などのティーンエイジャードラマとしての要素も楽しむことができる。マーベルファンはもちろん、アクション映画ファンにもお勧めする。トム・ホランドの魅力がたっぷり詰め込まれており、次作も楽しみになるファン必見の作品だ。