思わず応援したくなる。
最初にアルスラーン戦記を見たのはアニメで、絵柄を見て荒川弘先生の作品だ、面白そう!が印象的だった。
実際に見てみると面白くて、すぐにマンガを購入。
マンガを購入して、原作が田中芳樹なのも驚いた。
一度すべてを失った王子が国を取り戻す為に仲間を集めていくストーリーで、何度も挫折するし優しすぎる所や有能な家臣ばかり集まっていくその人柄に三国志の劉備を勝手に当てはめてしまうほど、おもしろかった。
相手の感情や表情もすごく伝わってくるし、何度も挫折や人の裏切りを経験しながらも強くなっていく姿に、家臣たちが王子としてというよりも王として接していくようになるところがよかった。
相手の話をちゃんと聞いてくれる王の器を持ったアルスラーンみたいなトップがいたらいいと思うし、父親にひどい事されてもめげない姿についつい応援したくなってしまうキャラだなと思う。
支えてくれる家臣たちも個性が凄すぎて笑えるのに誰一人嫌なキャラがいないのもすごく造り込まれているなと感じる。
今後どうやって国を取り戻していくのか、父親との対決があるのか、小説は完結したから結末を知ろうと思えばできなくないけど、違う展開になってくれることを期待して、マンガの発売を心待ちにしている。