メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV

『メタルギアソリッドV』とは、コナミデジタルエンタテインメントから発売された『メタルギアシリーズ』の8作目。隠れながら敵を倒したり敵地に潜入したりするステルスアクションゲームである。本作はプロローグの『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』、本編の『メタルギアソリッドV ファントムペイン』の2作品からなる。
「国境なき軍隊」を率いるビッグ・ボスに焦点を当てた作品で、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』では2人のビッグ・ボスが登場する。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSVのレビュー・評価・感想

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
6

他のゲームでは味わえない圧倒的な緊張感

このゲームはある病院で主人公が目を覚ますところからスタートする。
ゲームが開始した瞬間の緊迫感や、そのストーリーに引き込まれる没入感は、今までプレイしたゲームの中で一番だと感じた。
プレイをしていて、戦争を題材にしている他のゲームと決定的に違うと感じた部分は、戦場を舞台にしているのにも関わらず、いかに人を殺さず誰にも見つからずに任務をこなすかに重きを置いているところである。
本作は、人を殺傷する武器が多く登場する。
しかし、それらを使って敵キャラクターを殺した場合、クリア時の評価は著しく下がる。
また、敵に自分が見つかった場合もクリア時の評価は下がる。
ゲームをクリアするまでの戦略を考える楽しさや、敵に見つからないように敵地に潜入する時の緊張感は、他のゲームでは味わえないと感じた。
また、主人公たちはある目的のためにゼロから自分たちの軍隊を作ろうとするのだが、その人員を集めるために様々な戦場を巡るのもゲームの楽しさをより引き立てていると思う。
敵地には自分が殺されるかもしれないという恐怖もあるが、自分の仲間になってくれる優秀な人材がいるかもしれないという期待や喜びも同時に存在している。
優秀な人材を集めて、すごい武器を作ったり、自分の基地を拡大して世界中に人材を派遣し、お金を稼ぐのもこのゲームの楽しさの一つだと思った。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
10

日本を代表する不朽の名作ゲーム(メタルギアソリッドV ファントムペイン)

世界中でも人気のメタルギアシリーズですが、今作の「メタルギアソリッドV ファントムペイン」はメタルギアシリーズの生みの親である小島秀夫監督が製作した最後のメタルギアシリーズです。
今作の舞台は「アフガニスタン」となっております。
グラフィック面におきましては、歴代の作品よりも群を抜いてとても優れたおり、よりリアリティを増した世界観を感じて頂くことができると思います。
ストーリの概要を説明致しますと、前作の「メタルギア:ピースーウォーカー」、また「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」の9年後の世界を描いた物語となっています。
主人公であるビックボス(ネイキッド・スネーク)は、ピースウォーカー事件後、「メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ」にて、囚われた仲間を救出に向かいます。
無事救出に成功しましたが、その後マザーベースに戻ると、マザーベースは謎の組織「サイファー」による襲撃を受け、既に崩壊寸前でした。
ビックボスは退却を余儀なくされ、ヘリコプターにて退散するも、そのヘリコプターもまた敵の攻撃を受け墜落、そこでビックボスの意識は途絶えました。
その後目を覚ますのは、9年後の世界である「メタルギアソリッドV ファントムペイン」です。
今作の物語は、「復讐」を誓った主人公たちを描いた作品となっており、とても胸焦がれるものとなっています。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
9

オープンワールドでよりやり込み要素が満載

メタルギアシリーズの中でビッグボスに視点を当てた作品としては4作目で、時代は1984年、スネークがピースウォーカー計画を阻止した翌年にスネーク達が率いる傭兵施設を核査察と装ったXOFによって爆破させられ、自らも人間爆弾と化したピースウォーカー計画でスパイだったパスの爆発の衝撃で意識を失ってから9年後の物語になる。
今作では序盤から伏線が多数あり、9年間昏睡状態だったと言われたスネークが入院していた病院から抜け出す時に協力してくれた自分によく似た謎の男、イシュメールの存在が非常に気になるところから始まり、新たな敵XOFがストーリーの各要所で立ちはだかることになる。スネークはかつて敵だったオセロットや、以前一緒に傭兵施設を立ち上げたカズらと共に9年前の復習を誓い再びダイアモンド・ドッグズとして傭兵ビジネスを拡大させていく。再びビッグボスとして生きていく中での最後のシーンはかなり衝撃的で、良くも悪くも裏切られた。
今作品で特に面白いのがオープンワールドになったところだ。広大な大地を自由に動き回りながら傭兵ビジネスとしてのミッションを自分で選んで受注することができる。潜入の要素もよりリアルになって、敵の行動などはよりボットから人間らしくなっていき、難易度は上がっているように感じた。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
10

小島監督の最後のメタルギア作!これ以上の作品はいまだ見つかっていません!

メタルギア系の作品の中では史上最高クラスです。なによりもオープンワールドやリアルすぎるグラフィックなど、最先端の技術を集結させた作品です。ストーリーが濃密に作られており、主人公であるスネークが実は影武者であったという、どんでん返しの展開には身震いさせられました。戦争の醜さと悲劇を伝えつつ、ゲームを楽しめる、小島監督らしい作品になっています。
ゲーム内では忍者のごとく敵に見つからないようにクリアしたり、逆に戦車に乗って敵をボコボコにしながらクリアしたりと自分がやりたいようにミッションをクリアできます!
ミッションをクリアするだけではなく、敵から物資を奪い取ったり、マザーベースという自分の陣営を育てたり、敵を捕虜や仲間にしたりと、やりこみ要素がありすぎて中毒になってしまうこと間違いなし!特に敵を仲間にしてマザーベースで会ったときは感激します。
基本的にオフラインでゲームを進行するのですが、オンラインにして他の人のマザーベースに侵入してそのプレイヤーや兵士と戦ったり、物資を盗んだりとやり放題できます。
サイドミッションというのもあって、ヒグマと戦ったり、9年前に亡くなったはずの仲間と再開して感動したりと、メインミッション以外も充実しているのも素晴らしいです。

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9

やりこみ要素が多いのがよい

ストーリに関連するミッションに達成目標があり、達成のため努力するのが楽しいです。その時できなかったものも、クリア後にもう一度挑戦すると案外ラクになっていたりして、そこもまた面白いところです。ストーリの本筋とは関係ない目標の達成も楽しいのでおすすめです。細かいネタがいろいろあり、過去作の行動の意味の裏付けもあります。
サヘラントロプスを倒すときに装備が足りずなかなか苦戦します。バンダナが出てきたのが特に面白かったです。ある程度クリアしたらオンラインなどにも手を出すと長く遊べると思います。透明になれる装備が出たりとても面白かったです。テープにも重要なワードが多いので、個人的にはすべて聞きたくなります。また過去作にあった無線のような笑えるテープもあり、定期的に流しています。Sランクをとるのはやや難しかったとしても、とっておくと後で簡単になります。ランク制限のある装備がかなり便利です。AIポットがでてきたりとかなり楽しかったです。研究班のプラットフォームのサイドオプスが特に難しかったです。バディで特に便利なのはDDで、敵の位置が分かります。次に便利なのはクワイエットとD-Walkerです。D-Walkerは見つかるとアウトですが一応透明になれます。クワイエットは後半になるにつれてヘルメットなどで使いずらくなりますが優秀です。

メタルギアソリッドV / METAL GEAR SOLID V / MGSV
10

ゲームとしては素晴らしい

ストーリーを重視するならおすすめできませんが、ゲームとしてやるなら最高のアクションゲームです。
日本ではストーリーを重視されすぎなところがあるので駄作となってしまったと言われていますが、海外ではそんなことありません。海外ではアクションゲームの質が求められているので、ストーリーはそこまで重要ではないのです。
むしろ日本のゲームでここまで海外の人たちを楽しませるアクションゲームは珍しいのではないでしょうか。海外のアクションゲームはストーリーがシンプルな代わりにアクションがすごく楽しいです。
そしてこの作品はそれを大きく上回ります。操作性もいいし、敵を尋問できたりミッションも適度に難しいです。むしろ難しいものは鬼のように難しいです。
繰り返しますがストーリーは期待しない方がいいです。コナミとのいざこざがあってストーリーが未完成に終わってしまった悲しい作品なのです。ストーリーもよかったらもっとよくなったことは間違いないのですが、アクションゲームとしてやる分には十分すぎるボリュームとクオリティーです。
ストレス発散できることもたくさんあります。かなりハードな動きもしてくれるのでぜひやってみてください。前作よりもパワーアップしています。