安藤裕子

安藤裕子

安藤裕子(あんどうゆうこ)とは、神奈川県横浜市出身のシンガーソングライターである。元々ミュージシャン志望ではなく、映像の仕事を志していた。修行のため役者としても活動中、オーディションで披露した歌が関係者の目に止まり、音楽活動をするようになった。ほとんど全ての曲を自身で作詞作曲している。

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安藤裕子のレビュー・評価・感想

安藤裕子
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美しいファルセットと波打つような歌声を持つシンガー、安藤裕子

安藤裕子さんの一番の魅力はその歌声と歌唱方法でしょう。
歌声は切ないようで艶っぽく、また歌唱方法は美しいファルセット。
歌そのものに説得力をあたえる中音域を上手く使い分けているところです。
また波を打つような心地よい歌声も特徴としています。
お酒のテレビCMに「のうぜんかつら(リプライズ)」が起用されてから、大きく注目を浴びることになりました。
映画に多数出演しているとだけあって、歌うということへの表現力は高いといえます。
歌詞の世界は詩的でどこか寂し気、そこに艶っぽい歌声と、
大人の女性シンガーソングライターとしての地位を築いています。
「ねえやん」の愛称で、ファンからは親しまれています。
ライブでの歌唱を聴くとまた違った印象を受けるでしょう。
CD等で聴いていると、その世界観に繊細な印象を受けますが激しく歌いもします。
もちろんライブを盛り上げるという意味でも激しさは重要ですが、
歌手・安藤裕子の役柄がとりついたような印象を受けました。
安藤裕子さんの歌い方は本当に独特なので一度聴いてみてほしいです。
表現力の高さが歌そのものに出ているため、安藤さんの歌を歌うことは難しいかもしれません。
だからこそ、唯一無二のシンガーソングライターといえるでしょう。
カバーアルバムもリリースしているので、その多様な感性に触れてみてはいかがでしょうか。

安藤裕子
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聴けば聴くほどくせになるアーティスト

安藤裕子の曲はすごく多彩で聴けば聴くほどはまってしまう曲が多いです。アーティスト活動を開始した頃は音楽の知識があまりなかったようで、聴いているとどうやって作曲しているのか気になる曲が沢山あります。

特にメロディーは秀逸で一発で覚えられるようなキャッチーなメロディー。CMや映画の主題歌に使われるような曲もあれば「ナニコレ?どうなってるの?」みたいなすごい変というか独特なメロディーもあります。そういう曲こそスルメ曲になりやすい傾向にあります。すごく実験的な曲も沢山あります。Jポップ・ロック・ソウル・ジャズ・クラシック・ラップなどを要所要所に感じ取れます。流行り廃りがありません。どんなシュチュエーションで聴いても新鮮です。そういったところから音楽に真摯に向かう姿勢が伺えます。

また歌詞もすばらしく短編の詩集を読んでいるような感覚になります。弱い部分だったり女性ならではの強さだったりアルバム事に全く違う表情を見せてくれるので毎回楽しみです。一人の人間としての成長や変化を見せつけてくれます。またバックバンドのミュージシャンも豪華で音楽通の人にもおすすめできます。
ライブ時のメンバーなどはこだわりのミュージシャンが多くそちらを見るのも楽しみです。
ぜひ一度聴いて見てください。