キングスマン / Kingsman: The Secret Service

キングスマン / Kingsman: The Secret Service

マーク・ミラー原作のコミックを「キック・アス」に続きマシュー・ボーンが監督した、常識破りの超過激ノンストップ・スパイアクション。亡き父の後を継いでスパイ組織「キングスマン」の一員としてスパイとなる道を選んだ青年が、ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、最強の敵相手に奮闘する姿を描く。「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファースが激しいアクションに挑戦。2015年公開のイギリス映画。

キングスマン / Kingsman: The Secret Serviceのレビュー・評価・感想

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

痛快アクションスパイ映画

イギリスのスパイ組織キングスマンに所属するハリーが、不良少年エグジーをスカウトしたことから物語が始まっていきます。
実はハリーとエグジーは17年前に出会っており、エグジーの父もキングスマンの候補生でした。しかし、任務中ハリーのミスにより犠牲になってしまいます。

立派なキングスマンに成長していくエグジーの姿ももちろんですが、やはり一番の見どころは痛快なアクションシーン。イギリスの英国紳士で普段は優しい主人公のハリーやエグジーがスーツを身に纏い戦う、ド派手なアクションシーンは見逃せません!スパイ映画ならではのガジェットにもワクワクします。
物語もテンポ良く進み、コメディタッチなシーンもあるので、最後まであっという間に鑑賞できるのではないかと思います。少々過激なシーンもありますが、音楽と相まって見やすくなっています。
とにかくスタイリッシュでカッコよく、普通のアクション映画じゃ物足りないと思う方には是非おすすめの作品です。

『キングスマンゴールデンサークル』『キングスマンファーストエージェント』といったシリーズ作品もあるので、今作が面白いと思った方は是非そちらもご覧ください。

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

スタイリッシュなアクションとブラックユーモアが織りなす痛快スパイ映画

映画『キングスマン』は2014年に公開されたイギリス・アメリカ合作のスパイアクション映画である。コリン・フォース、タロン・エガートン、マーク ストロングらが出演している。

スパイ映画というと『007』や『ミッション・インポッシブル』などを想像し、スタイリッシュなアクション、巨大な陰謀に立ち向かう作品が多い。
勿論『キングスマン』もスタイリッシュなアクションがあり巨大な陰謀に立ち向かう映画ではあるが、本作はさらにブラックユーモアを盛り合わせた、スパイ映画初心者でも見やすい作品となっている。

本作は英国紳士をテーマにした世界観であり、スーツに身を包み、洗練されたマナーを武器に悪党を打ちのめしていく。
主人公エグジー(タロン・エガートン)は家族関係などによって荒れた生活を過ごしており、盗んだ車をバック走行で暴走し、警察に捕まってしまう。
警察からは帰るのは1年半後になると告げられたエグジーだが、彼は幼い頃に父の知り合いから貰ったペンダントに刻まれた電話番号に連絡をする。
電話の内容はカスタマーセンターのような内容であったが、不思議なことに警察から無罪放免と言われ、警察署を後にするエグジー。
無罪放免になったことに訝しげなエグジーの元に、世界最強のスパイ組織「キングスマン」の一員であり、父の知り合いであった男、ハリー・ハート(コリン・フォース)が現れるのだった。

これは粗暴であった主人公がスパイを、そして英国紳士を目指し、敵組織の狂気的な計画へ立ち向かう作品となっている。

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
10

アクションシーンが迫力満点!

主人公はスタイリッシュで紳士的なインテリ系のイギリス人。アクションだけでなくユーモア抜群のスパイ映画です。
物語は人類再生を目論む米国IT長者VS英国テーラー秘密結社(キングスマン)の攻防。そこに主人公である若手新人スパイ「エグジー」の発掘と成長がメインとなる物語。映画ラストでのミッシヨンコンプリート時は一見残酷ではあるが、音楽とともに作り出されるド派手の演出がどこかポップでもあり美しいとも思える。
今回紹介した作品は2015年公開の1作目で、2作目は2018年公開、3作目は今年公開される予定。
アクションシーンはカメラが縦横無尽に動き回って撮影しているため、まるでワンカットのように見えるアクルバティックさが迫力満点。さらに紳士的なスパイ組織であるキングスマンの戦闘服はスーツ。戦闘アイテムもビジネスバッグが盾になったり、傘が銃になったりとまさに英国紳士。アクションシーンはハラハラドキドキ。ユーモアも含まれているためクスッと笑える。アクション映画が苦手な方でも見やすい作品であると感じた。
シーン展開、アクション、師弟愛と家族愛、脚本センス、全てにおいて満足できる作品となっているため多くの皆さんに楽しんで頂けると思う。

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

音楽を使った最高の演出

スパイ組織の爽快でスタイリッシュなアクション映画!
第二弾まで公開済みのスパイ映画で、コリン・ファース演じるエグジーがスパイ組織に加入するところから始まり、その後敵の基地に潜入、敵を倒して世界を救う壮大な話です。
敵をどんどん殺していく様や、スパイ仲間が殺されることもあるなど結構残酷なシーンは多いです。
ただ、残酷なシーンの選曲がとにかく素晴らしいのでとてもポップに仕上がっていて、グロい映画があまり得意でない人でも見れる映画だと思います。
むしろ、残酷にも関わらず鳥肌が立ち、思わず美しい!かっこいい!と思ってしまうような素敵なシーンが沢山出てきます。
第一弾では、あの威風堂々にのせて敵が花火のように美しく散っていくシーンがありますが、壮大な音楽にのせて敵が倒れていく、このシーンを見るためにキングスマンを見ても損しないのではと感じるほどでした。
また、エグジーのキャラクターも、この映画のポップさをより引き立てているように感じます。
敵を倒す際のアクションシーンや大逆転劇、仲間思いのかっこいいところも多いですが、女性に目がなかったり、お酒を飲んだり、喧嘩をしたり、その辺にいる若者という良い意味での軽さやギャップがとても良かったです。
映画を見てスカッとしたい方におすすめできます。

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

不謹慎な紳士

キングスマンシリーズは、こちらの第1作目があまりにもバカバカしく傑作だったと思います。
イギリス映画にありそうな数々の心躍るスパイ道具のガジェットや、序盤から中盤にかけての主人公の成長譚だけで終わればこの映画は平凡な良作に終始していたかと思います。この映画の凄いところは丁寧に積み上げた前半を後半から最終盤にかけて自らの手で全てぶち壊すことです。
物語が折り返す頃、主人公エグジーの師匠であるハリーが教会で大暴れするあたりからこの作品の不謹慎さが見え隠れしますが、このワンカットがもうめちゃくちゃにカッコイイです。一体どうやって撮影しているんだ…?というか、この作品の本番はここからだったんだなあと私は理解しています。
話の中核を担うと思われたハリーを無慈悲に退場させたあと、下品な富豪陣営とお上品(嘘)なキングスマン陣営の直接対決に向かっていくのですが、ウィットに富んだブラックジョークで何度声を出してゲラゲラ笑ったか思い出せないし、アクションシーンは漏れなくかっこいい。善悪の概念が入り乱れ脳内が麻痺してきたところでトドメの威風堂々スパークはもう最悪で最高。イギリス第2の国歌と言われる名曲をあんなに下品に贅沢に使う映画は後にも先にも出てこないのではないかと思います。
続編も見たし続々編も見ちゃうんだろうなあと思いますが、キングスマンは1作目が最悪に最高すぎました。大好きです。評価が9なのは手放しではオススメできないから。これを好きになれない人、絶対にいますから。

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
10

スパイ映画の代表作といえば

スパイ映画の代表作といえば、2014年イギリス、アメリカ合衆国のアクションスパイ映画、「キングスマン」が有名だ。

イギリスロンドンにある高級テーラー「キングスマン」。それは表の顔で裏の顔はどこの国にも属さない世界最強のスパイ組織なのである。
幼い頃に父を亡くし母子家庭で育った主人公エグジー、彼は自堕落な生活を送っていた。そんな中、彼はひょんなことから警察に捕まり、ある言葉を思い出す。
亡き父の友人から「危機に落ちいったら使うように」と言われたメダルの番号。縋るように電話をするとあっさり牢屋から釈放される。助けてくれたのは亡き父の友人である、ハリーハート。彼こそがキングスマンの一員であり、本物のスパイである。助けられたことをきっかけにエグジーはキングスマンに入団し、新たな日常が始まる。
上記は主なあらすじである。興味を持たれた方は続けて下記も読んで欲しい。

戦闘シーンなどはかっこよく、またグロテクスな部分もあるが面白おかしく描かれている。
なかなか刺激的なギャグコメディで一部からは生と死について批判されている部分もあるが内容はスカッとするものである。

ギャクコメディーは好き、カッコいいスーツが好き、もちろんスパイやアクション映画が大好きと言った人に対して男女を問わず、おすすめの人作品だ。この中にどれか一つでも好きなのがある方は是非とも一度見てほしい!

キングスマン / Kingsman: The Secret Service
9

これは映画じゃない

傑作映画続出のマシュー監督が今回もやってくれました!本当に素晴らしい映画に出会えた!
DVDで鑑賞したのだが我が家がまさかのディスコ化!サミュエルの言葉を借りるなら「これは映画じゃない」。
とにかくスタイリッシュに次ぐスタイリッシュで、パトカーとのチェイスといい訓練での空中ダイブといいもう飛ばしまくり。挙げ句の果てには頭がパーンする始末w 。
出てくる武器がまた面白くて靴からボールペン、指輪までこの人達の手にかかれば全て武器になってしまうという007並の仕様。というか今回007をやたらリスペクトしていて笑える。個人的には万能傘が気に入った(笑)。
さらにBGMのチョイスがもう素晴らしすぎる。グロい表現がある場面でも、軽快なBGMのせいで何故か見入ってしまう中和反応がおきた。威風堂々で盛大に吹いてしまったよ(笑)。もう何ていうかこの映画おかしい!
何といっても今回の見所はアクション!ブレイドやリベリオンを彷彿とさせる、キレッキレなアクションが畳み掛ける様に炸裂で爽快感半端なかった!特にコリン・ファースの教会での無双があまりにもクレイジーすぎて狂ってしまいそうだった。ノリノリでR指定を鑑賞できる日がくるとは思わなかったよ!