3時間を越える超大作!インド映画の最高傑作
インド映画といえば踊るだけの映画というイメージだったが、『RRR』は、そんな常識を覆すアクション映画である。インドでは歴代の興行収入ランキング3位を獲得し、アメリカでも大ヒット。インド映画史上、最も高額な予算規模で作られたというビッグタイトルとなっている。
舞台は1920年、イギリスの植民地支配下となっているインドだ。本来であれば敵対する立場の2人ラーマとビームが、お互いの素性を知らずに出会い、親友となっていくのがメインストーリーとなっている。男同士の熱い友情や絆をテーマに描かれたストーリーで、何とこの2人は実在する有名な戦士をモデルにしているとのこと。本来の歴史ならば出会うことのなかった2人が出会ってしまう。それをキッカケに物語は進んでいくのだ。歴史上のインドの革命の歴史を、フィクションを交えながら美しいCGと共に映していく。もちろん、壮大なダンスシーンもある。
RRRというのは、「Rise Roar Revolt」という意味。日本語に直すと、「蜂起、咆哮、反乱」だ。まさにその言葉通り、ハラハラするストーリーと、日本やハリウッド映画ともまたひと味違ったアクションは必見。気が付くと『RRR』の世界に飲み込まれ、3時間という長い時間もあっという間に感じることであろう。