ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

『ティアムーン帝国物語』とは、餅月望によるライトノベル小説、およびそれを基にした漫画・アニメ。転生で逆転人生をテーマにしたファンタジー作品である。強国ティアムーン帝国のミーア・ルーナ・ティアムーン姫が断頭台での最期を迎える瞬間、過去の記憶を取り戻し、運命を変えるために奮闘する物語である。姫が過去の記憶を活かして運命に立ち向かう「1度きりのファンタジー」が描かれており、バッドエンドを回避するべく奮闘する姫の努力が報われるのかが見どころ。

marrontea9のレビュー・評価・感想

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜
10

崩壊した帝国の姫ミーアルーナティアムーンは処刑されたが、気づくと時間が巻き戻っていた!甘い物が大好きなポンコツ姫が処刑を回避するために奮闘する!

ティアムーン帝国は、反乱が起き崩壊した。
唯一の姫であったミーアルーナティアムーンは、民から蔑まれながら断頭台で処刑されるはずだった。叫びながら飛び起きると、そこは崩壊前の帝国。12歳の姿になっていたミーアは、「夢かしら?」と思うが、血に染まった日記を見つけて夢ではなかったと気づく。
ミーアは、日記を頼りに帝国の崩壊を止めるため動き出そうとするが、頭を使うためにまずは甘い物を食べることにした。甘いものが大好きで、自分に甘いポンコツ姫が帝国の崩壊を止めることができるのか。未来を知っているミーアは、崩壊に向かうきっかけになっていた財政の悪化、疫病の発生、ルールー族との戦闘、大飢饉などの数々の難題に立ち向かう。
ポンコツ姫が解決するには難しい問題だったが、ミーアは周りの人たちを巻き込み頼ることが上手かった。難題に立ち向かう度に味方をどんどん増やし忠臣を増やしていった。忠臣たちはミーアを崇拝するあまり、残念な言動や行動を深読みして全てに意味を見つけていく。
そんなことが続いていきミーアの名声はどんどん広がっていき、帝国の叡知とまで言われるように。徹底した自分ファーストで怠け者、甘いものが大好きなミーアは、周りの盛大な勘違いによって、先陣を切って問題に立ち向かっていく。