空挺ドラゴンズ

空挺ドラゴンズ

『空挺ドラゴンズ』は、桑原太矩による日本の漫画で、2016年から『good!アフタヌーン』にて連載されている。小説は、橘ももによるノベライズが『ダ・ヴィンチ』 (KADOKAWA)誌上で2019年6月号から11月号まで連載された。アニメは、2020年1月に『+Ultra』(フジテレビ)と「Netflix」にて放送・配信された。
『空挺ドラゴンズ』は、龍と呼ばれる生物が棲息する世界を舞台に、龍を捕って解体し生計を立てる「龍捕り」たちの群像劇だ。龍捕りたちは希少な龍から得られる肉や油などの資材を求め、捕龍船と呼ばれる飛行船で空を目指す。それぞれが事情や目的を持ちながら、共同生活を営み、龍を追って空の旅を続けている。このようにハイ・ファンタジーの要素に加えて、捕獲した龍を用いた料理を作るグルメ要素や、登場人物たちの日常生活を取り上げる日常系の要素も含まれている。
この漫画の見どころは、個性豊かなキャラクターたちの掛け合いだ。そのユニークな設定と魅力的なキャラクター、そしてグルメ要素を含んだストーリーテリングをファンタジーと日常に融合させた新しい形の物語を提示している。

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空挺ドラゴンズのレビュー・評価・感想

空挺ドラゴンズ
8

ジブリのようなファンタジー好きにはおすすめ!

アニメ、漫画と両方ありますが、私は漫画を読んでおり、アニメは見ていない状態となります。
そのため、アニメでは違った印象かもしれないです。

作者自身がジブリ好きということを公言していますが、それを如実に反映されているのか、ナウシカっぽさを感じさせられるなど絵のタッチがそれとなくジブリ感があります。
世界観が素晴らしく、主人公は龍を獲って生計をたてているという若者で、龍を捕るプロセスも息をのむ展開が多くて引き込まれます。
また、主人公の仲間たちの一人ひとりまでキャラが立っていて、龍捕りの過程での出会いや別れを繰り返し、少し切なかったり笑わせてくれたり展開に引き込まれます。
龍を獲ったあとは龍の肉を作った料理を食べるシーンがありますが、それもジブリ飯を彷彿とさせる描き方で「おいしそう!」と思わせてくれる飯テロシーンになっているのです。
龍もモブのような固定キャラとしての龍たちではなく、1体1体が丁寧に個性がある形で描かれており、作りこまれている印象を受けました。
もし上述したファンタジー系にあまり抵抗がなく、ジブリと類似点が多い点でも抵抗がない、嫌でない人は、1度この作品を購入されてみてもいいのかもしれません。

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