007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』とは、シリーズ第25作目にあたる2021年のスパイ・アクション映画。主演のダニエル・クレイグは、本作を以てジェームズ・ボンド役を引退した。テロなどを陰で操る秘密組織・スペクターとの闘いを終え、00エージェントを退いたジェームズ・ボンドは、ジャマイカで平穏な日々を過ごしていた。ある日、CIAの旧友フィリックス・ライターから助けを求められ、誘拐された科学者の救出任務を引き受ける事になる。凶悪な最新技術を備えた謎の黒幕を追うボンドに、最大の危機が迫る。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・評価・感想

レビューを書く
007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
9

ダニエル・クレイグ 有終の美

6代目ジェームズ・ボンド、ダニエル・クレイグの最終作として話題になった作品。コロナ禍を経て、上映延期が続いた作品で、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに選ばれたとき批判の嵐だった過去からの最後の作品。個人的にはとてもダニエル・クレイグに思い入れが深く最高にかっこいいボンドが見られる。
前作との関連が多いので、個人的にはダニエル・クレイグ作品をカジノロワイヤルから「順番」に全てを観て後での視聴をおすすめする。
今回の敵であるサフィンは”最強の敵”と言われるには少し弱さを感じる部分がある。また結末は決してハッピーエンドとは言えないため、仕方ないとは思ってもその点は個人的にマイナス。
そして、007作品には登場人物のファッション(時計、スーツ)、車、バイク、立ち振る舞いなどのカッコよさを求めて欲しい。
本作品は今までのダニエルボンド作品のストーリー性を理解したうえで、会話やシチュエーションなどを楽しむ作品なのかなと感じた。
登場人物との関係性、過去の出来事、なにげない会話、車など…。ところどころにくすっと笑えるようなスマートなジョークや感動や深い想いなどが盛り沢山に隠れている。そんないろんなヒントにどれだけ気付け、理解出来るかどうかがこの作品を楽しむポイントになるのかもしれない。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
8

ダニエル・クレイグのボンドは最後。

今回はラミ・マレックが出ているので楽しみでした。最初予告で彼を見た時、誰だっけどこかで見たような…ってフレディ・マーキュリーじゃんとうれしくなりました。顔が特徴的だから、存在感がでていいと思います。なんか恰好とかもね、おもしろいですし。もっと掘り下げてもええんやでって思いました。
今回、ダニエル・クレイグのジェームス・ボンドが最後ということでとても寂しく思います。でも、年だから仕方ないのかなと思ったけど、全然かっこよかったです。アクションもすごいし、これぞジェームス・ボンドっていう感じ。最後まで、ああ、かっこいい、さすがボンドっと思いながら見れました。
今回の敵は結構、単発の敵っぽい感じだったので前作を復習しなくてもわかりやすいかなという印象です。でも、最後の最後には今までのボンドを振り返ってというか、ずっと応援していたファンに向けての演出なんかもあり、ほんとジェームス・ボンドシリーズは長い間愛されているんだなってのが見てとれました。最後の最後まで見ていってほしいです。
最初、青い目のジェームス・ボンドが出てきたときは、えっと思ったけど、今ではダニエル・クレイグじゃないとボンドとは思えません。今度は誰がボンドになるんだろう?それも楽しみだったりします。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
8

007シリーズの最新作。主演ダニエル・クレイグは本作でボンド役を降板する!

『ノー・タイム・トゥ・ダイ』はイーオンプロダクションによって製作されたジェームズ・ボンド・シリーズの25作めのスパイ映画です。
本作の主演はダニエル・クレイグで、MI6の架空のエージェントであるジェームズ・ボンド役として5回めの出演です。
クレイグは本作が自分が演じる最後のボンド映画になると発言しました。
監督はキャリー・ジョージ・フクナガで、脚本はニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、フクナガ、フィービー・ウォーラー=ブリッジが書きました。
レア・セドゥ、ベン・ウィッショー、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ライト、クリストフ・ヴァルツ、ロリー・キニア、レイフ・ファインズは前作の役柄を踏襲し、ラミ・マレック、ラシャーナ・リンチ、アナ・デ・アルマス、ダリ・ベンサラ、 ビリー・マグヌッセン、 デヴィッド・デンシックが新しい役を与えられました。
製作は2016年に始まりました。本作はユニバーサル映画によって配給される最初のボンド映画になります。
ユニバーサルは、2015年の『スペクター』上映後、ソニーピクチャーとの契約終了後に国際配給権を取得しました。
メトロゴールデンメイヤーの子会社ユナイテッドアーティストリリーシングが全世界のデジタルテレビ権利を含めて、北米での権利を保有しています。
ユニバーサルは全世界のホームメディアに映画を展開する権利も有しています。
ダニー・ボイルには当初監督が予定されていて、ジョン・ホッジと協同脚本も執筆する予定でしたが、両者は2018年の8月に製作陣から去り、その1か月後にフクナガがボイルの代わりとして発表されたのです。