異種族レビュアーズ

異種族レビュアーズのレビュー・評価・感想

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異種族レビュアーズ
9

種族をレビューするファンタジー漫画

中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台としており、登場人物がクロスレビューを書くという変わった内容。
そのレビューの対象となるのは、いわゆる"夜の店"なので全年齢対象の漫画ではない。
内容がピンク系に寄ってはいるが、その店にありがちなブラックな雰囲気を感じさせず、肩の力を抜いて読めるのは好感が持てる。
タイトルの通り、他の異世界作品ではマイナーな異種族にスポットライトが当たっており、
種族の習性や本能などが世界観とうまくマッチし、ピンク系な要素抜きに1つの読み物として整った内容だ。
つまり、ピンク系が主軸となりストーリーが展開されるので、下ネタが苦手な人には正直おすすめできない。
一応ファンタジー漫画らしく最低限の戦闘シーンや魔法を使うシーンもあるにはある。
人間でない種族が多く登場する代わりに人間の女性はほとんど見られないので、異種族に興味のある読者ならドハマリするかもしれないぞ。
ファンタジー漫画には珍しく物語が1話で区切られているので、興味のあるお話から読み始めてもだいたい意味が通るのは嬉しい。
勿論、物語が進むにつれ主要人物や過去の登場人物にもスポットライトがあたるので、もし興味があったら最初から読み始めることを強く勧める。

異種族レビュアーズ
8

異世界ならではの大人の世界に入り込む!

日本どころか世界中で古今東西にいたり、性の事情は誰もが興味あるだろう。
それは異世界だって変わらない。
世界設定はよくある異世界ファンタジーであるが、
この作品はあえてそこに踏み込まず、
異世界ならではの多種族により性風俗業をピックアップしている。
主人公たちはギルドで稼ぎ、夜の街で溜まった性を吐き出すが、
なにより面白いのは夜の蝶である風俗嬢…いわゆるサキュ嬢だ。
語源はサキュバスだが、登場するサキュ嬢は種族がたくさんある。
その辺りの事情は本編で語られるので参照してほしい。
物語に登場するサキュ嬢達は己の種族的特徴を活かして人間には到底出来ないプレイを主人公たちに提供するが、その造詣がとにかく深い。
そして、説明を聞くとなるほど納得できるのだ。
だが、この作品の魅力は、サキュ嬢だけじゃない。主人公たちであるレビュアーの存在が物語をさらなる深みに嵌め込むのだ。
主人公には人間、エルフ、天使の他に獣人やラミアなどがいる。
彼らもまた種族特有の価値観を持っており、人間では考えもつかない視点から評価を下すのである。
この異種族×異種族の性事情が織りなすコントラストは、今までの異世界ファンタジーにはない新たな魅力を生み出した。
さぁ、紳士淑女の諸君。まずは観ろ。そして大好きになれ。

異種族レビュアーズ
6

かなり攻めた作品

話の基本世界は異世界です

その中で風俗だってあるだろう
というのがこの作品のテーマだとおもいます

主人公一行は普通にしていればどんな作品にもいるような冒険者
ただ、そのパーティ編成がすでに人間とエルフ(男×2)の異種族パーティ

これだけだと男二人で風俗行ってレビューするのかとも思えますが
ここに天使が加わり、風俗の好みが一気に千差万別なものに変わります

基本の話の進行が町中でなされるためにもう一人か二人かゲストキャラを交えて進んでくようですが、
光がえらいことになっていました

この作品、裏オプverなるものがあるほど18禁描写がすごい
いや、直接絡む描写は流石になかった(はずだ)けど
時に理解に苦しむフェチが出てきたりするしね
もうそこは種族がちがうからってことで強引に納得するしかない所

何よりも驚くのが、こんな形で女性声優にセリフ言わすんかいって突っ込みたくなるところ
ある意味、下ネタOKか耐性がある人じゃないとこのアニメの仕事が受けれないよ
マジで尊敬します

OP、EDについても他の掲示板とかで話題になってるらしいですが(そりゃなるだろう)
EDはさほど気にしなかったけどOPは昔のj-popの替え歌だし、ここは断言していいらしい
音符の数違ったけど

評価の点数については話そのものは嫌いじゃないし、時々爆笑しながら見てるんですが
いかんせんこの作品のキャラデザ務めた人の絵が、個人的に好みじゃない
社会的な批判は無いけどってところです