食堂かたつむり

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食堂かたつむりのレビュー・評価・感想

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ひどい映画で原作もひどい

同名小説が原作の映画です。男にひどい裏切られ方をして口がきけなくなった女性が1日1組の食堂を開くという話でした。私は食べ物とか大好きなので見てみましたが、ひどいものでした。最初、何やら、ファンシーな映像が流れて、あ、なんかあんまりかもと思いました。そしてお話が始まっても挽回はなく、どんどんテンションが落ちてきました。まず、主人公が口を聞けないことに意味はなく、別に話さなくてもみんな彼女の言っていることはわかるようで、そこになんの話のふくらみはありません。なんで、そんな設定にしたのか謎です。彼女がつくる料理が人の心を打つほど美味しい理由も語られることもなく、なんで料理ができるのかという理由はいろんな店でバイトしたからだというナメたもので到底納得できません。それに出てくる料理が美味しそうではありませんでした。これは料理で人を救う系映画にあるまじきことではないでしょうか。最初のカップルに出したスープなんて、ヘドロみたいです。私は食べたくありません。一番腹ただしいのは主人公の出生の秘密です。意味がわかりません。それは原作通りらしいので、結局、原作に問題ありだと思います。それに豚を食べるくだりも意味不明だし、結局は意味不明な話で、見ていて辛かったです。

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どうやって生まれたか

全然面白くありませんでした。まず、食堂の話なのに、料理が美味しそうに見えません。それなのに、中の人はそれを食べて感激して涙が流れたりします。とても嘘っぽいです。料理なんて、美味しそうに映す方法はいくらでもあるし、なんであんなふうになったのかがわかりません。あの料理は食べてみると本当はおいしいのでしょうか。なんかスープはドロドロしてるし、色も変で私なら食べたくないと思いました。あと、主人公の柴咲コウの出生の秘密が、はっ、何それと思えるものでした。柴咲コウは、自分が不倫の末の子なのかと悩んでいましたが、実はちがうとわかるのですが、その方法がホラーです。あり得るのか、いやありえないという方法です。いや、普通に不倫の子であるけど、そのことへの嫌悪感を少し捨てられて前を向いて歩けるようになるという結論ではダメだったのでしょうか。なんか意味不明です。意味不明といえば、ブタが食べられたのも意味不明です。あの豚は家畜だったのでしょうか。ペットならかわいそうです。豚をペットと家畜で分けるのもひどいのかもしれませんが、でもあんなにも、お世話になってて食べるんかいと思いました。映像もなんかファンシーで変でしたし、いいところのあまりない映画でした。

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なんか変な話

声の出せない女性が1日一グループにしか、食事を出さない食堂をオープンさせ、料理で人を救うという話でした。まず、1日一グループで経営が成り立つとは思えないし、食堂のために金を出してくれるブラザートムさんは何者やねんて感じやし、みんなが美味しいと言っている料理は不味そうだし、全然現実感のない話でした。最初のオープニングからして、ファンシーすぎます。この映画の原作は人気と言いますが、話の筋自体おかしいし、なんか変な映画だなというのが正直な感想です。一番おかしいのは。主人公が処女懐胎で生まれたという話です。そんなこと、ほんまにありうるのか、と不思議だし、なんか下品な話です。不倫でも互いに愛し合っていたという結論ではダメだったのでしょうか。愛してるけど、抱いてあげられないからと、アレだけくれたってことですか。それとも、女が勝手に集めたのですか。それだと、ストーカーです。怖いです。そういうところもあまり深く考えずに、お母さんは清らかだったんだよとでも言いたかっただけでしょう。そういう底の浅さの目立つ作品でした。でも、それも原作通りだそうなので、映画が悪いのではなく、原作の問題だと思います。とても見るに値しない作品です。