食堂かたつむり

ommsn_jthsk9のレビュー・評価・感想

食堂かたつむり
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ひどい映画で原作もひどい

同名小説が原作の映画です。男にひどい裏切られ方をして口がきけなくなった女性が1日1組の食堂を開くという話でした。私は食べ物とか大好きなので見てみましたが、ひどいものでした。最初、何やら、ファンシーな映像が流れて、あ、なんかあんまりかもと思いました。そしてお話が始まっても挽回はなく、どんどんテンションが落ちてきました。まず、主人公が口を聞けないことに意味はなく、別に話さなくてもみんな彼女の言っていることはわかるようで、そこになんの話のふくらみはありません。なんで、そんな設定にしたのか謎です。彼女がつくる料理が人の心を打つほど美味しい理由も語られることもなく、なんで料理ができるのかという理由はいろんな店でバイトしたからだというナメたもので到底納得できません。それに出てくる料理が美味しそうではありませんでした。これは料理で人を救う系映画にあるまじきことではないでしょうか。最初のカップルに出したスープなんて、ヘドロみたいです。私は食べたくありません。一番腹ただしいのは主人公の出生の秘密です。意味がわかりません。それは原作通りらしいので、結局、原作に問題ありだと思います。それに豚を食べるくだりも意味不明だし、結局は意味不明な話で、見ていて辛かったです。