重松清

重松清は1963年3月6日生まれ、岡山県出身の小説家。出版社勤務を経てフリーライターになった後、1991年に『ビフォア・ラン』でデビューする。そして1997年出版の『ナイフ』や1998年出版の『定年ゴジラ』で注目を集めた。2000年に出版された『ビタミンF』では直木賞を受賞した。
重松は主に現代的な家族の姿をモチーフとしており、日常の中に潜む社会的問題を描いている。また少年少女の悩める心、成長の姿を扱った作品も多い。
重松は小説家としてだけでなく、シナリオライターや作詞家としても活動している。2007年12月6日発売のゲーム『ロストオデッセイ』ではサブシナリオを担当したほか、2007年度の第74回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲「めぐりあい」の作詞を担当した。2017年からは、早稲田大学文化構想学部客員教授を務める。