マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles

『マッシュル-MASHLE-』とは、2020年から集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した甲本一による日本の少年漫画である。第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞(8位)を受賞。日本だけでなく海外でも人気があり2023年にテレビアニメ化された。
主人公はマッシュ・バーンデッド。この作品の最大の見どころは、主人公マッシュ・バーンデッドの筋力だけで魔法の世界に挑む姿である。魔法が使えないというハンデを持ちながらも、彼の圧倒的な肉体と意志の強さで数々の困難を乗り越えていく。
また、マッシュルはそのシュールなギャグ要素とシリアスな展開のバランスが絶妙で、登場するキャラクターたちは、それぞれ個性的で魅力的なバックストーリーを持ち、物語に深みを与えている。物語の舞台となる魔法界では、魔法が使えることが社会的地位を決める重要な要素となっており、魔法が使えない者は厳しい扱いを受ける中で、マッシュが魔法学校に入学し、神覚者を目指すというストーリーは、読者にとって魅力の1つだ。

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Musclesのレビュー・評価・感想

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles
7

筋力と圧倒的なパワーで魔法世界をド派手に生き抜く爽快バトルコメディアニメ

アニメ「マッシュル-MASHLE-」は、魔法が使えない少年マッシュが、圧倒的な筋力とパワーで魔法使いたちをなぎ倒していく爽快バトルコメディです。
個性豊かなキャラクター、ド派手なバトルシーン、コミカルなストーリーで、多くの人を魅了しました。

舞台は、魔法が全てを決めるイーストランド。魔法が使えない少年マッシュは、ひっそりと森の中で暮らしていました。ある日、憧れのイーゼル魔法学園に入学することを決意したマッシュは、入学試験に挑みます。
しかし、試験は魔法が使えないと合格できない内容でした。しかし、魔法が使えないマッシュは、持ち前の筋力とパワーで試験を突破し、学園に入学します。
マッシュをはじめ、登場キャラクターたちは皆個性豊かで魅力的です。特に、マッシュのライバルであるフィンレイや、冷酷な魔法使いであるシルバなどは、ストーリーに深みを与えてくれます。

マッシュの圧倒的な筋力とパワーによるバトルシーンは、まさにド派手の一言。魔法と肉弾がぶつかり合う迫力満点のシーンは、見ていて爽快です。マッシュの代名詞とも言える、パンチで敵を吹き飛ばすシーンは何度見ても飽きません。
シリアスな展開もありつつも、コミカルな要素もふんだんに盛り込まれているので、最後まで飽きることなく楽しむことができます。マッシュの天然キャラや、周囲を巻き込むトラブルなど、クスッと笑えるシーンが満載です。
魔法が使えない少年が、魔法学園で生き抜いていくという斬新な設定は、まさに「常識破り」。魔法至上主義の世界で、マッシュが自分の力で道を切り開いていく姿は、痛快です。
「マッシュル-MASHLE-」は、魔法使いを題材にした作品でありながら、魔法が使えない少年が主人公という斬新な設定と、個性豊かなキャラクター、ド派手なバトルシーン、コミカルなストーリーで、多くの人を魅了した作品です。魔法学園アニメの定番にとらわれない、新しい風を吹き込んだ作品と言えるでしょう。

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7

アニメ続編制作決定した、漫画『マッシュル-MASHLE-』とは

『マッシュル-MASHLE-』は、魔法が地位や名誉など全てを支配する世界で、魔法が一切使えない主人公マッシュ・バーンデッドが生きる姿を描いている物語です。趣味は筋トレという彼が魔法学校へ行き、魔法に頼らず強敵や試練に立ち向かっていきます。その中で友情や信頼を築き、共に成長していくのもまた面白いのです。
王道バトル漫画だけど、筋肉だけでそんなことできる訳ない...といったギャグ要素もあり笑える内容になっています。例えば、魔法といえばほうきで空を飛ぶシーン。魔法が使えないマッシュは空中でバタ足することで飛んでしまうのです。そんなマッシュが最終的には、自身の信念を貫き通し、魔法の世界に変革をもたらす偉業を成し遂げます。
漫画は『週刊少年ジャンプ』で連載し、2023年7月に完結。単行本は18巻。2023年4月にはアニメ化もされ、2024年1月に第2期が放送されました。第1期は単行本5巻39話までの内容となっており、第2期は9巻77話までの内容です。また、第2期のオープニング曲はCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」で、コミカルなダンスも相まって話題となりました。そんな人気作の続編制作決定とのことで、第3期の放送を楽しみにしています。

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6

小学生にも分かりやすい格闘ギャグ漫画

作品の良かった点は、設定の面白さとシンプルで分かりやすいギャグが散りばめられている2点だ。

まずは設定の面白さ。
魔法を使えることが当たり前の世界で、ただ1人魔力が使えない主人公。
そんな彼が、筋力だけで魔法使いたちを次々とぶっ飛ばしていく、という設定が面白い。
重力魔法をかけられても驚異的な脚力で立ち上がり勝利するなど、筋力のみでピンチを切り抜けるようなパワープレーも数多く見られる。
しかし、ありえない程強い主人公のフィジカルは、時に爽快であり、シュールな面白さを誘ってくれる。

次にシンプルで分かりやすいギャグが散りばめられていること。
本作で見られるギャグは、シンプルで分かりやすいものが多数を占めている。主人公が、扉の押し戸と引き戸が分からず毎度毎度ぶち壊して開ける、強敵の顔を忘れてしまい、バトル中に「あなた誰でしたっけ?」とボケて相手を驚愕させるなど。
見たらパッと理解できるため、小学生が見ても分かりやすいものになっている。

作品の悪かった点は、ギャグの好みが分かれるという点と、一定程度の暴力要素を含む点だ。
ギャグの好みが分かれるについてだが、シンプルで分かりやすいギャグが多いため、特に大人が観る場合は、物足りなく感じる方もいるだろう。
ギャグのオチが容易に予想できてしまう場面も散見される。

また、一定程度の暴力要素を含むという点では、同じく週刊少年ジャンプの『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』と比較すると、血が噴出する、生首が吹っ飛ぶといったあからさまな残酷描写は控えめではある。
しかしあくまで「バトル漫画」なので、人体をナイフで何度も突き刺す、マウントを取って相手を殴り続けるといった暴力的なシーンは多く見られる。
その点には注意が必要だろう。

私は子供に積極的に見せたいとは思えなかった。

この作品は、魔法至上主義の世界で、凄まじい筋力だけを頼りに敵に立ち向かっていくという設定に惹かれる人、バトルギャグ漫画をあまり頭を使わず純粋に楽しみたい人にオススメ。

あくまでベースは、「バトル漫画」である。
『ドラゴンボール』や『ワンピース』といったバトル漫画がそもそも好きではない方は、楽しめない可能性が高いだろう。

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles
8

コメディ要素満載!主人公の圧倒的な強さが面白い!

超コメディ満載のギャグアニメです!
全員が当たり前のように魔法を使え、魔法が日常にある世界「魔法界」の物語です。しかし、主人公のマッシュ・バーンデッドだけが魔法を使えないのです。そのマッシュが筋トレだけで圧倒的な強さを手に入れて次々と敵を倒すのが面白いです。
主人公に親近感が湧くのがこのアニメの魅力のひとつです。マッシュは圧倒的な強さを持ちながら、その強さをひけらかさないのでいやらしさがなく魅力的に感じます。また、マッシュは天然で優しくてシュークリームが大好物という点が、可愛らしく愛おしく思えてきます。

そして、なんといっても戦い方が1番面白いです。
戦闘シーンのシビアなところではしっかりと描写されていますが、コメディなところではちょっと雑な感じの漫画のような描写というギャップが面白いです。またそのコメディが真面目な戦闘シーンの中で急にぶっ込まれたりしてるのでプッと笑えます。
敵がいろんな魔法を駆使して戦ってるにも関わらず、マッシュはいとも簡単にかわして最後はグーパンであっけなく決着がついてしまう感じがクセになります。
脚力だけで空を飛んだり、音の魔法を扱う敵に対しては音速以上の速さで走るという、異次元すぎる筋力を持っています。
コメディ要素だけでなく、友達のために命を張ったり、生徒のために言葉を投げかける先生といった感動できるシーンもあるところが魅力的だと思います。

アニメ2期のオープニング曲のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が流行っているのも魅力のひとつです。その曲に合わせたダンスが個性的で、主人公や登場人物が踊っているのでオープニングから楽しめます。

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles
9

最高におすすめしたい漫画 マッシュル

作画と内容がすごくあっていたので、すぐにこの漫画の世界観に入れました。
使われてる擬音が、他の漫画にはあまりない絶妙な表現でそれがまた面白い点だなと思います!

自分がいいなと思ったのは、主人公の行動や発言が面白いのもそうですが、周りの人の表情がめちゃくちゃ特徴的で面白いところです。また、主人公のぶれない脳筋な部分が爽快で、魔法を物理で凌駕する今までにはない魔法漫画だと思います。
魔法が必要不可欠な世界で、魔法を使うことができない主人公が筋肉と勇気と知恵で渡り合っていくのは独特の面白さがあり、読んでいてとても面白かったです。
最初は蔑まれていた主人公が徐々に認められていく様も、よくある描写かもしれませんが丁寧に描かれていて読者は引き付けられるなと思いました。自宅の扉の開け方がわからなくて壊してしまうなど、少し抜けているところもありますが、おじいちゃんのことを大切に思っていたりシュークリームが大好きだったり、自分が後悔しそうだったから相手を助けたり、一貫性を持っている真っ直ぐな主人公にとても好感が持てました。
ギャグ要素も満載ですが、その中で読者の胸に刺さる展開もあってこの漫画をより一層好きになりました。

マッシュル-MASHLE- / Mashle: Magic and Muscles
10

魔法が使えない脳筋版ハリー・◯ッター

甲本一先生の初連載漫画。初めて表紙を見た時は完全にハリーポッターだと思いました。魔法の世界に杖、そして有名な制服のデザイン。全てがハリーポッターを連想させるものだらけで、「これは怒られないのか…?」と素朴に思ったことを覚えています。魔法が使えることが当たり前の世界、主人公マッシュルには魔力がありません。魔法界では魔力がない人間は殺処分という厳しい世界のため、義父のレグロは人里離れた森の中でマッシュルを育てていました。マッシュルは筋トレ漬けの毎日を長年送っていましたが、シュークリームに目がなく限定品を買うために街に出てしまいます。魔力がある人間には皆顔に独特なアザがあるのですが、もちろんマッシュルにそのアザはありません。アザのないマッシュルに気づいた市民に通報され自宅に魔法警察が来てしまいます。義父が殴られた状況を見たマッシュルは激怒。長年鍛え上げた驚異的な身体能力で魔法警察を圧倒させました。魔法警察のコールマンはある取引を持ち出します。それは魔法学校に入り、「神覚者」というもっとも優秀な生徒に選ばれろというものでした。義父との平和な生活のためマッシュルは魔法学校への入学を決意します(もちろん魔法は使えません。アザもないので入学の際は描いて偽造しました)。
魔法での戦闘シーンもとても迫力がありますが、この漫画の面白いところは魔法バトルとクセのあるマッシュルの性格です。マッシュルは相手がどんな魔法を使ってきても無表情。悪者と認識した相手は問答無用で筋力でねじ伏せます。そして本当にマイペースなため新しい敵や仲間が出てくるたびにマッシュルの攻撃方法やその性格に総ツッコミが入ります。そんなギャグ要素強めなところにも注目して読んでもらいたいです。