ユー・ガット・メール / You've Got Mail

ユー・ガット・メール / You've Got Mail

『ユー・ガット・メール』とは、1998年に公開されたアメリカ映画。ノーラ・エフロン監督のロマンティックコメディで、主演はトム・ハンクスとメグ・ライアン。1940年に製作された映画『桃色の店』のリメイク作品である。
それぞれ恋人には内緒でメールを交換していたジョーとキャスリーン。顔も名前もわからないからこそ素直になれたのに、実はビジネスライバルだった。
すれ違いながらも、お互いに惹かれ合う男女の恋が描かれている。

ユー・ガット・メール / You've Got Mailのレビュー・評価・感想

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
7

秋になるとまた観たくなる、心をほっこりさせてくれる映画です。

トム・ハンクスとメグ・ライアンという、ラブコメ王道のコンビなので、気兼ねなく家族や友達、もちろん恋人など誰とでも一緒に観れる作品です。
舞台は秋のニューヨーク。トム・ハンクス演じるジョー・フォックスとメグ・ライアン演じるキャスリーン・ケリーがメル友になってお互いに惹かれていく、そんなお話ですが、それがなかなか一筋縄ではいかないのがこの作品の見どころの一つになっています。
実はこのジョーとキャスリーンは、お互いがメル友の相手であることは知らず、それどころか、仕事上のライバル関係にある2人なのです!
キャスリーンはそのことを知らず、メル友の相手(実はジョー)に仕事の悩みを聞いてもらい、アドバイスまでもらって上機嫌。
ジョーももちろんキャスリーンがメールの相手とは知らずに、真剣に仕事の悩みを聞いてあげていたのです。
顔を合わせればお互いいがみ合うのに、メールやチャットのやり取りの時は思いあって優しい言葉を投げかけ合う、そんなやり取りに、観ている側は時にはほっこり、時にはハラハラした気持ちにさせられます。

メールを続けるうちに、2人ともメル友への大事な気持ちに気づき始めます。そんな時ジョーは、とあるきっかけでメールの相手がキャスリーンだということに気づいてしまいます。
ここから少しずつ、2人の関係が仕事のライバルから友達へと変わっていき、最後には恋人になるまでの描き方が秋のニューヨークの景色と相まって本当に素敵で、何度観ても新しい発見があります。
ぜひ、コーヒーやカプチーノを片手に腰を据えて観て欲しい作品です。
ユー・ガット・メールが気に入ったなら、ぜひ、同じ監督・出演者(トム・ハンクス、メグ・ライアン)コンビの、「めぐり逢えたら」をおすすめします。大人な雰囲気はそのままに、設定は違えど誰とでも安心して観れる、そんな作品です。

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
8

メグ・ライアンがかわいい

メグ・ライアンがとてもかわいいです。絵本だけの本屋をやっててなかなかうまくいかないけど、にこにこ仕事をしていて応援したくなるし、メール?チャット?をしているときも表情が豊かでかわいらしいなと思います。このころのメグ・ライアンはほんとうにかわいかったとおもいます。メールで知り合った人と恋だなんてありうるのかなと思いましたが、男の方は割と早い段階で誰とメールしているか気がついてメグと仲良くなろうとしているし、メグも最後、相手が誰かわかって嬉しそうだし、こういう着地ならありかなと思います。やっぱり書き言葉と話し言葉は違うし会うとなんか違うけど、感性はあうからメル友としては最高とかあると思うので、あんまりメールだけで恋愛とかは危険だと思います。その点、本作はそういう話ではなかったので良かったです。それに最初、いがみ合ってた2人がだんだん仲良くなるというラブコメの王道ですし、メグ・ライアンもトム・ハンクスもラブコメがよく似合う感じなのでよかったです。あとトムはゴールデン・レトリバーを飼っていてその子がまたかわいいです。パソコンの前で一緒にメールを待ったり、公園を散歩したり、いい味出しているなあと思いました。

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
7

トムハンクスとメグライアンが贈る心温まるラブストーリー

この映画は1998年に公開されたアメリカの映画です。その当時ペアを組むことが多かった、トム・ハンクスとメグ・ライアンが主演を務めた心温まるラブストーリーです。キャスリーン・ケリーは、母親から受け継いだ老舗の小さな児童書専門店の店主を務めています。キャスリーンには同棲に近い生活をしているフランクという恋人がいましたが、彼にも言えない秘密を持っています。それは、NY152というハンドルネームの男性とのメールでの交流です。その男性の名前も住所も知りませんが、メールを通じて他愛のない会話を楽しみにしていました。しかし、そのNY152は、ジョー・フォックスという名前で、大型書籍チェーン店の責任者だったのです。彼の店は、本屋の中にカフェなどを作って本を大量に仕入れて安く売ることを目標にしていました。キャスリーンは一冊一冊の本に対して愛情を込めて販売していましたが、ジョーは本そのものに対する愛情はあまりなかったのです。実は、ジョーも、Shop Girlというハンドルネームを使用するキャスリーンとのメール交流を楽しみにしていました。
ある日、ジョーは子どもに本をプレゼントするために、キャスリーンの本屋を訪ねます。ジョーは、彼女と話すうちに自分の会社であるフォックス書店を嫌っていることを知ります。その後、フォックス書店が開店しますが、キャスリーンの店があることで、子ども向けの本の売れ行きは伸びませんでした。
ある日、絵本作家のパーティーにてジョーはキャスリーンと再開します。そこで、ジョーがフォックス書店の社長であることがバレてしまいます。その後、二人はEメールにてお互いのことを気に入らないと記載しますが、なかなかうまくいきません。フォックス書店ができてからキャスリーンの店の売り上げが落ちることをメールで相談しますが、ジョーは詳しいことがわからないため、「戦え」とだけアドバイスします。その言葉を励みに、キャスリーンは頑張りますが、大した効果を出せずにいました。そこで、メールで相談し、ようやく二人は会おうということになります。ジョーは、彼女に会おうとカフェに来ますが、先に来ていたキャスリーンの姿を見て、初めて自分がメールをしていた相手が商売敵であるキャスリーンであることに気づくのです。ジョーは偶然を装ってキャスリーンに話しかけますが、キャスリーンはフォックス書店が嫌いだったので嫌味を言ってしまうのです。それを受けてジョーは帰ってしまいます。キャスリーンは来てくれなかったNY152に対してメールを出しました。そのメールを受け取ったジョーは、謝罪のメールを送ります。
キャスリーンはいよいよ自分の店を閉めることになりますが、フォックス書店の売り場を訪れて、目当ての絵本を探している女性に、そのタイトルを詳しく教えながら涙してしまいます。その姿を見て、ジョーは心動かされ得るのです。ジョーはキャスリーンの家を訪ねるのですが、キャスリーンは風邪をひいて寝込んでいます。そこで、ジョーは「仕事での対立はもうない。今からでも友だちとして付き合えないだろうか?」と提案するのです。それ以来、キャスリーンのいる場所には偶然ジョーがいます。しかし、ジョーがメール相手であることをまだ気付いていないキャスリーンは、まだ、NY152のことが引っかかっていました。メールを通じて再び会うことを約束した二人ですが、迷いを抱きながらもNY152との待ち合わせをすると、そこにはジョーがいるのです。この時のセリフが最高です。ジョーは「泣かないで、ショップガール」と言いますが、キャスリーンは、「あなたで良かった」と答えてキスをするのです。

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
9

大人の、大人による、奥ゆかしき恋の物語

絵本ショップを経営するキャスリーンは夫の目を盗み、インターネットで知り合ったNY152とのEメールのやりとりを楽しむ。顔も、どこの誰なのかも知らないNY152に少しずつ惹かれていくキャスリーン。ある日、彼女の店の近くに全米チェーンの大型ディスカウント書店がオープンし、キャスリーンの絵本ショップは経営難を強いられていく。商売敵である大型書店の責任者・ジョーは、何とNY152だった。二人は書店の経営者としていがみ合い、"文通相手"として支えあい、そして惹かれあう。
インターネット創成期の時代を舞台に、キャスリーンとジョーがそれぞれに責任ある立場として表舞台で見せる顔と、1人の人間としての素直な表情が折り重なるように描かれた名作。「人間は、目に見える側面だけがすべてじゃないんだよ。」と教えてくれるような、心温まる作品です!そして当時37歳のメグ・ライアンが醸し出す大人のキュートさに、思わず引き込まれてしまいます!
そして、本屋を閉店すると決意したキャスリーンに投げかけられた、キャスリーンの母によるセリフは、困難に立ち向かう多くの人に勇気を与えることでしょう!ぜひご覧ください!