ユー・ガット・メール / You've Got Mail

ユー・ガット・メール / You've Got Mail

『ユー・ガット・メール』とは、1998年に公開されたアメリカ映画。ノーラ・エフロン監督のロマンティックコメディで、主演はトム・ハンクスとメグ・ライアン。1940年に製作された映画『桃色の店』のリメイク作品である。
それぞれ恋人には内緒でメールを交換していたジョーとキャスリーン。顔も名前もわからないからこそ素直になれたのに、実はビジネスライバルだった。
すれ違いながらも、お互いに惹かれ合う男女の恋が描かれている。

kyamane77175のレビュー・評価・感想

ユー・ガット・メール / You've Got Mail
7

秋になるとまた観たくなる、心をほっこりさせてくれる映画です。

トム・ハンクスとメグ・ライアンという、ラブコメ王道のコンビなので、気兼ねなく家族や友達、もちろん恋人など誰とでも一緒に観れる作品です。
舞台は秋のニューヨーク。トム・ハンクス演じるジョー・フォックスとメグ・ライアン演じるキャスリーン・ケリーがメル友になってお互いに惹かれていく、そんなお話ですが、それがなかなか一筋縄ではいかないのがこの作品の見どころの一つになっています。
実はこのジョーとキャスリーンは、お互いがメル友の相手であることは知らず、それどころか、仕事上のライバル関係にある2人なのです!
キャスリーンはそのことを知らず、メル友の相手(実はジョー)に仕事の悩みを聞いてもらい、アドバイスまでもらって上機嫌。
ジョーももちろんキャスリーンがメールの相手とは知らずに、真剣に仕事の悩みを聞いてあげていたのです。
顔を合わせればお互いいがみ合うのに、メールやチャットのやり取りの時は思いあって優しい言葉を投げかけ合う、そんなやり取りに、観ている側は時にはほっこり、時にはハラハラした気持ちにさせられます。

メールを続けるうちに、2人ともメル友への大事な気持ちに気づき始めます。そんな時ジョーは、とあるきっかけでメールの相手がキャスリーンだということに気づいてしまいます。
ここから少しずつ、2人の関係が仕事のライバルから友達へと変わっていき、最後には恋人になるまでの描き方が秋のニューヨークの景色と相まって本当に素敵で、何度観ても新しい発見があります。
ぜひ、コーヒーやカプチーノを片手に腰を据えて観て欲しい作品です。
ユー・ガット・メールが気に入ったなら、ぜひ、同じ監督・出演者(トム・ハンクス、メグ・ライアン)コンビの、「めぐり逢えたら」をおすすめします。大人な雰囲気はそのままに、設定は違えど誰とでも安心して観れる、そんな作品です。