一体どんな秘密が…
空を舞う一羽の黒い鳥から始まったシャドー家の館での物語。全てが黒く、煤で出来ている顔の見えない「お影様」ケイト、そしてその顔の役割を担う「生き人形」エミリコ。清閑な性格であるケイトと明るく前向きで少しおっちょこちょいなエミリコは果たして相性はいいのだろうかと初めはとても心配であったが、想像していたよりも相性は良いようで見ていて微笑ましくなる。
生き人形の仕事はお影様が不安や良くない感情の時に出す煤を掃除し、役に立つこと。作中の生き人形たちが歌う歌には「余計なことは考えない。シャドー家のために」という歌詞がある。これは後々意味が分かるようになってくる。エミリコは他の生き人形との屋敷全体の掃除でハプニングにも見舞われるが、なんとかやり遂げていく。
しかしその間にもお影様が成人として認められるためのお披露目という儀式が近づいていた。これはお影様と生き人形の二人で挑まなければならないため勉強する約束をしていたがその時間はほぼ無く様々な困難に立ち向かうことに。同時にお披露目に挑むのはケイト達を含めて5組。それぞれお影様も生き人形も性格が異なるためこちらもまた見所である。
お披露目を終えてからも更に二人には試練が…。シャドー家の秘密が気になり、綺麗な絵やアニメーションも含め最終話までがとても楽しみになる作品である。