TIME/タイム / In Time

TIME/タイム / In Timeのレビュー・評価・感想

TIME/タイム / In Time
8

寿命が通貨になる世界

「コーヒー1杯の値段が寿命4分、1ヵ月の家賃が36時間」

寿命が通貨の世界の近未来SFサスペンス、「TIME/タイム」。人々は1日の寿命すら持たない貧困層と永遠の命に等しい寿命を持つ富裕層、2つに分けられた格差社会の中で生きている。
主人公はスラムに暮らし、その日暮らしをしている「ウィル・サラス」。ウィルはスラムのバーで他人の時間を奪うギャングに襲われている富裕層の”時間長者"「ハミルトン」を助けた事で116年分の寿命を受け取ります。その後、ウィルの母親が時間を譲渡しようとするも間に合わず、目の前で寿命が切れてしまい亡くなってしまう。この出来事をきっかけに、この世界の仕組みに疑問を持ったウィル。受け取った116年の寿命を元手に富裕層の時間長者、そして「タイムキーパー」と呼ばれるこの世界の警察に敵対していく。

まさに「時は金なり」という言葉がテーマになっているのではないか。時間が通貨の世界という設定だけで胸が熱くなる。また、これを観て自分の時間の使い方に対して向き合うきっかけにもなる作品だ。時間は有限、1秒1秒を悔いなく生きようと思わせてくれる。
注意点としては、吹き替えでヒロイン役を担当してる篠田麻里子さんの演技に関して賛否両論があるので、字幕で見る事をオススメする。

TIME/タイム / In Time
9

映画「TIME」をオススメしたい

貨幣がなくなり、代わりに「時間」が通貨として使用されるようになった世界を舞台に展開されるアクション映画です。
その世界では肉体の成長は二十歳で止まり、二十歳からは自らの所有する時間が減り続け、残り時間が0になると死んでしまいます。
つまり裕福な人間は時間を多く所有しており、事故や殺人にでも巻き込まれない限りは死なないのです。
主人公はスラム街で毎日残り時間がギリギリの状態で何とか時間を稼いで生活をしていましたが、ある出来事をきっかけに多大な時間を手に入れます。
そしてその時間を存分に利用するため、裕福層が暮らす都市へ赴き豪華な生活を送り始めるのですが、一度に大量の時間を手に入れたことで警察から裕福層を殺害し時間を奪い取ったとの疑いをかけられてしまいます。
その後警察からの逃亡を続けながら「時間の大切さ」そして同時に「生きるとは何か」という疑問に直面し、ある大きな計画を立て実行するのですがそう簡単にはいかず…というような物語です。
この物語の魅力は時間を通貨として使用するという設定ですが、これが絶妙で、現実的ではない設定でありながら現実と似通った部分が多く非常に感情移入しやすく世界観に浸りやすいです。
また、登場人物が皆個性があるのも魅力です。
完全な悪人、完全な善人がおらず、いい意味でどの人物も人間らしさを感じられるような描かれ方をしています。
さらに肉体の成長が二十歳で止まるため、出演している俳優、女優が皆美男美女で目の保養になります。
物語全体を通して色々と考えられることの多い作品でしたが、それほど物語も難しくなく非常に観やすい映画なのでぜひ観ていただきたいです。

TIME/タイム / In Time
2

面白そうなのに面白くなかった

お金の代わりに寿命をやり取りする世界というおもしろそうな話なのに、面白くありませんでした。なんか、設定に無理があるからなのか、演出が悪いからなのか、脚本が悪いからなのかわかりませんが、グダグダでした。一番ゲンナリしたのは、追っ手の刑事が時間の補充してなかったから死んだことです。いやいやそんなの忘れないだろうと思いました。現金じゃないんですよ。ないと死んじゃうんですよ。忘れませんよ。てか、そんな世界、暴動が起きると思います。オチで、革命は起きそうな雰囲気には、なってましたが、もっと前に破滅してるだろと思います。時間は、お金の代わりになるかもというのはあり得る話なのかもしれません。時間を売って生活とかもあるかもですが、それを命と結びつけるのはいかがなものなんでしょう。そういう設定にするなら、なんか、そこに説得力がいると思います。あと、自殺はあり得ないとかも、よくわかんない理屈だし、命を奪っていくって話より、そのシステムを解明して、元に戻すとかの話にすりゃあいいのにと思いました。あと、吹き替えが最低らしいのですが、私は見ていないのでわかりません。なんで、吹き替えに声優以外のを使うのでしょうか。もう、話に無理があるのだから、人々の演技力の力に頼るしかないのなあと思いました。

TIME/タイム / In Time
9

タイム

この映画では、お金が時間として描かれています。お金で物や交通機関、お仕事の給料を支払うのではなく時間ですべて支払われます。すべての人は25歳になると腕に時間のタイマーが表示されそのタイマーの時間がゼロになると死んでしまいます。タイマーの時間がなくならない限り、25歳の姿で永遠に生き続けることができるのです。
主人公の男の人はとても貧しいスラム街に住んでいて、常に時間がなくて毎日町の工場で働いていました。そんな時に出会ったのは、バーで女性二人と盛り上がって飲んでいたハンサムな男性。その人は110年以上の時間を持ったリッチな人でした。気になって話し掛けようとしたところ、町のギャングが突然押し掛けてきて、ギャングはそのリッチな男性に時間をかけた勝負を申し出ます。それに応じようとした所を主人公が止めにはいり、その場から逃げます。そしてなんとか逃げ切り廃墟で一夜を明かしますが、朝起きるとリッチな男性は姿を消していました。そのかわり、自分の腕を見るとその人が持っていた時間ほぼすべてをもらっていたのです。それから主人公は時間を奪った容疑をかけられ、警察から逃げている最中にお金持ちの娘さんに出会います。その娘さんのお父さんは100万年の時間を持っているような人で、パーティーに呼ばれ娘さんとダンスを楽しんでいるところに、警察が突入。そこで主人公は娘を人質にとって逃げ回るのですが、そのなかでだんだんと恋愛関係に発展しく物語です。
この映画はお金についてとてもよく考えさせられる内容の映画だと思います!みなさんぜひ見てみてください!