ソロアーティスト史上2人目6大ドームツアーで最多動員数を獲得した男性アーティストはこの男!
Nissyこと西島隆弘とは、avex所属のアーティスト。ダンスボーカルユニット「AAA」のメンバーであり、メインボーカルを務める歌唱力の持ち主。
彼の魅力の最大のポイントは「セルフプロデュース」。ここだけ聞くと「どこが?」と思われがちだが、アーティストとして大切な部分は全て自分で構成し、西島自身がスタッフを動かしているといえば伝わるだろうか。
特にライブでは本人の「やりたいこと」ではなく、あくまでもファンの目線で「されたら嬉しいこと」を前提に盛り込んでいる。
彼のライブはファンを一瞬も飽きさせない構成となっている。どのアーティストでもあるような中だるみの時間がないのだ。
ステージがスタートすればそこは西島の世界観そのもの。ファンは一瞬にして彼にくぎ付けにされる。
中でも彼自体が演出に力を入れていることが明確にわかる瞬間がある。それは映像。幕間の映像ではまるで映画を見ているかのような錯覚を起こす。
「次はどんな展開になるの?」「ここからどうなって行っちゃうの?」とファンの心を煽って最高潮のところで曲を繰り出す。
「これで彼に落ちない人はいるのか…」と思える演出だ。
そしてライブではおなじみになってきた生着替え。毎年ライブツアーになると、その年の干支の着ぐるみで登場し、そのまま移動しながら曲間中に着替えるという演出がある。途中で挟んでくるボケなどもファンの間では話題になっている。
そして6大ドームツアーでは、ファイナルでようやく実現にこぎつけることができた気球に乗っての演出。
これは地上を走るトロッコなどでは距離があって、同じ目線で見ることができないファンの傍に行きたいという西島独自の演出。
この気球があるからこそファンは、前の席がいいとは思わず、チケットが当たるだけで嬉しいという気持ちになれる。
そんな彼から生み出されていく歌声と曲たちは、ファンの心を掴んで止まない。なぜなら彼はエンターテイナーだから。
Nissyは活動10周年で、初めてのファンクラブ会員限定イベント「Nissy Meet You」を開催するのだが、ここでも西島のこだわりが見える。なんと機材を持ち込むというのだ。最高の音響でライブに来た感覚を味わってほしいという本人の意思。
ドームツアーに外れてしまった人への配慮と、円盤もいいが「やっぱり生音ってすごいんだ!ライブに行きたい!」と思ってほしい気持ちの表れだという。
Nissyの活躍にぜひ注目してほしい。