とってつけたような話。
仲間由紀恵さんは、初々しくていいです。でも、お話としてはとってつけた感じがあります。貞子の過去については、小説版でいろいろ描かれていますが、それもちょっといろいろ変わりすぎだなと思ったりします。映画だと、輪をかけていろいろと勝手な解釈しているなって感じです。そもそも、貞子が2人というのが、ひどいです。もう生前からバケモノのようです。貞子は、霊能力者の娘として生まれたために、何も悪くないのに殺されて、そのせいで恨みをもつ悪霊となったというほうが、いいと思います。なんか、貞子を殺した人を庇う必要はないのになと思います。理不尽な目にあったから、悪霊になる、これが定説です。あと、貞子を追い回す記者というのもよくわかりませんでした。もう少し、彼女が貞子を追うことになった経緯を描いてほしいなと思いました。たしかに婚約者が貞子の母のせいで死んだのかもしれないけど、そのとき子どもだった貞子を恨む理由にはならないと思いました。もともと、リングが売れたから作ったシリーズものだからあまり意味のない話なのかもしれないけれど、もう少し面白く作ってくれたらいいのに。仲間由紀恵さんのファンなら見てもいいけど、そうじゃないなら、見てもあんまり面白くないと思います。