とってつけたような話。
なんだかよくわからない、とってつけたような話でした。
貞子の過去について描かれているのですが、貞子が2分裂しちゃったりしていて、はあ?って感じですし、彰子があそこまで貞子を恨む理由もよくわかりませんでした。
原作だと、貞子は殺されてしまったことによって悪霊化したという感じで、生きているときは普通の(力はあったとしても)少女だったような気がします。そして、そっちのほうが呪いの根拠としてすっきりしている気がします。
あと、そういう根本的なところは置いておくとしても、重盛を殺してしまって、その死体を置きっぱなしにして病院に行くなんておかしいし、とにかく遠山との恋のところがあまりうまくできていないなと感じました。
リングシリーズはおもしろいけど、本作は見なくてもいい一作だと思います。
本作で貞子を演じた仲間由紀恵さん。演技が大根ですごく気になります。
もともと、ちょっと棒気味なところのある人だなと思っていましたが、これはひどいです。
確かに綺麗だし、どことなく陰のある人だし、『トリック』の中で貞子の真似をしたり、貞子役が仲間由紀恵さんの代表みたいになっているのも事実で、貞子役が似合ってはいたと思います。
なので、もう少し、演技をがんばってほしかったなと思いました。