ヴァニタスの手記

ヴァニタスの手記

『ヴァニタスの手記』とは、2016年より望月淳が『ガンガンJOKER』で連載しているスチームパンクバトル漫画、および漫画を原作としたアニメ作品である。19世紀のパリを舞台に、吸血鬼に呪いをかける「ヴァニタスの手記」を持つ青年・ヴァニタスと、田舎から来た吸血鬼・ノエのコンビの活躍を描いている作品である。2022年には舞台化がされている。キャラクターはもちろんのこと、パリの美しい背景やスチームパンク描写など美麗な絵柄が大きな魅力となっている作品である。

ヴァニタスの手記のレビュー・評価・感想

ヴァニタスの手記
10

まじで神作品!

まず、「ヴァニタスの手記」を読んでとても良かったと思っています。
この話は吸血鬼(ヴァンピール)のストーリーです。
2022年度現在7月時点で、10巻まで出ています。
私は特に、9、10巻がとても印象に残っていて、自分のことを全く語らないヴァニタスの過去を少しずつ知っていくノエと、ヴァニタスが普段とは違う表情を見せているところがたまらなく好きです。
ここだけの話、なんと10巻の最後にはとあるキャラクターについて書かれていました!
気になった方は是非見てみてください。
この作品は、2021年7月頃からアニメの放送が開始されました。
アニメは、漫画の21話(4巻)まで放送されました。
ヴァニタスの声優さんが花江夏樹さんで、ノエの声優さんが、石川界人さんでした。
豪華CVキャストだと思いませんか?
アニメも作画が綺麗で、とても見やすかったです。
2022年1月からアニメの第2クールが始まり、漫画の55話(10巻)まで放送されました。
原作者である望月淳さんの描く漫画の表紙や中身はとてもオシャレなのでそこも注目して欲しいポイントです。
ヴァニタスにとっての「復讐」と、ヴァンピールであるノエとの物語を是非読んで欲しいと思います。
漫画アプリからも試し読み出来るので、私のレビューを読んで少しでも興味を持って読んでみようと思えて貰えたら嬉しいです。

ヴァニタスの手記
8

青い月の呪いは世界に何をもたらすのだろう

『ヴァニタスの手記』という作品を紹介させていただきます。
漫画が原作のこの作品は、ヴァンピールと人間が共存している世界の物語です。通常、赤い月夜の晩に生まれるヴァンピールですが、厭われる青い月の晩に生まれたヴァンピールが呪いをこめて「ヴァニタスの本」を残したといところから物語は始まります。
ヴァニタスの本はヴァンピールにとっては忌み、嫌うもの。それを今はヴァニタスの名を継いだ一人の青年が所有しています。彼は、ヴァンピールの名前に干渉できるその本を使って、ヴァンピールを救うと豪語します。彼は一体、何者なのか。
どこか破滅的で、刹那的に生きるヴァニタスを傍で見つめるノエ。ノエは自分の先生から、「ヴァニタスの本」とその所有者について見極めてほしいと言われ、田舎から単身、ロンドンへとやってきます。ひょんなことからヴァニタスと出会い、行動を共にするようになります。
ノエの視点から見たヴァニタスはとても綺麗で美しく、そしてあまりに破壊的。これは、ノエがヴァニタスと出会い、共に生き、そして、彼を殺すまでの物語。
原作の美しい世界観や人物の描写をそのままに、壮大な世界観を書き上げているこの作品は必見です。特に、吸血鬼や少し不思議な世界が好きな方にはお勧めできます。ぜひ、見てみてください。

ヴァニタスの手記
8

世界観にハマりすぎました。

吸血鬼がテーマの作品はこれまでにも数作品見てきたのですが、これ程惹かれた作品は初めてでした。
ダークファンタジー、バトルアクションは元々私の好きな分野であり、主人公の見た目がとても好みだったので最初は何となく見てみようという程度だったのですが世界観とストーリーの良さに1話からあっという間に惹かれていきました。
本来であればきれいだと思う青い月を恐れる、吸血鬼化した人を治療しているのは普通の人間、普通の人間に見える人は強力な吸血鬼と惹かれた設定を挙げればきりがありません。
また、この作品の主人公ヴァニタスとノエは大変良いコンビなのですが、1話冒頭でこの物語はユエがヴァニタスを殺すまでの物語だというセリフがあります。
今は仲が良い2人がどういった経緯で殺し合う事になってしまうのか先がとても気になります。
またこのアニメ、作画がかなり良いです。
バトルシーンはもちろんの事、舞台となるパリの街並みなどもとても魅力的に描かれています。そんな作画の美しさもこの作品の世界観をより引き立てていると思います。
吸血鬼テーマが好きな方やバトルアクションが好きな方にはぜひおすすめの作品です!
また、男性キャラクターだけではなくかわいい女性キャラクターも登場するので男女共に楽しめる作品だと思います。
間違いなく秋、冬アニメナンバー1です!

ヴァニタスの手記
10

スチームパンク×吸血鬼 美しき幻想物語

ガンガンJOKER連載の少年漫画。作者の望月淳はアニメ化もしたPandoraHeartsの作者であり、その画力はお墨付きです。
舞台は中世のフランス。吸血鬼や式、という概念が存在する幻想的な世界で、世の吸血鬼から恐れられる蒼月の吸血鬼(ヴァニタス)の書を持ち、吸血鬼の専門医を名乗る青年ヴァニタスと、どこか世間知らずで抜けている吸血鬼の青年ノエが出会うところから始まります。
近頃この世界では吸血鬼が唐突に暴れだし人を襲う病が流行していました。偶然移動先で出会った吸血鬼が発病し、襲われかけたノエはヴァニタスに救われます。それは彼が過去叶えられなかった願いを叶えるに相応しい、素晴らしい力でした。
あらすじとしてはこのような流れですが、この後ノエのかっこいい能力が分かったり、男装の麗人な幼なじみや、強くて可憐なヒロイン、優しくも気高い貴族の少年など魅力的なキャラクターの数々が登場し目が離せない展開が待っています!
2021年現在で既刊は9巻。まだギリギリ一気読みしやすいタイミングなので、これを機に読んでみることをおすすめします。1巻1巻の分厚さ(物理)に衝撃を受けることは間違いなし……。2021年夏アニメとして放送されています!

ヴァニタスの手記
9

絵がとにかくきれいで、予測不能なストーリー展開

ヴァニタスの手記(ヴァニタスのカルテ)は私の中でかなりお勧めです。もし読みたい人がいたら、まとめて漫画を渡して、布教するレベル。

「理由1」絵柄がとにかくきれい!
望月淳先生の作品です。前作のパンドラハーツからファンです。とにかく絵柄、色使い何をとってもきれいなので、ページをめくるのが楽しいです。表紙をみて即買いしてます。

「理由2」一癖も二癖もある魅力的なキャラクターについて
望月先生のキャラは、いい意味で癖のあるキャラが多い。漫画や小説のキャラクターって、割とテンプレなキャラが多い中で、望月先生は魅力的なキャラが多いと思っている。今回の主人公ノエと、相棒ヴァニタスのなんともいえない不思議なバディ感がこの話を魅力的にしているんだなって思っています。そして、女性キャラクターも魅力的!というかきれいなのに、可愛い!ジャンヌお気に入りです。

「理由3」戦闘描写の画力
少年漫画のバトルって、技名とかあったりするのですが、基本戦闘中に技名を言わないように描かれています。技名でバンッていう画風も好きですが、ヴァニタスの手記は言わないでピリピリした雰囲気の戦闘シーンが私の中でしっくり来ています(もしアニメ化したら、逆に大変そうだけどすごく見てみたいシーンでもあります)。

「理由4」予測不能なストーリー展開
やっぱりストーリーが肝でしょう!全作品のパンドラハーツも予想を裏切るような流れが続いてとても面白かったです。今回はどうなるんだろうとおもったら、最初の1巻で結末が少し語られていて、えっ?!て思いました。何故その結末に向かったんだろうとその過程を、これからしっかり追っかけていきたいです。

みんなヴァニタスの手記読もうよ!!