新海監督の作る世界観
「君の名は。」から3年ぶりに公開された今回の映画、「天気の子」
この天気の子のナレーションが素敵だなと思いました。
主人公の声をよりリアルに感じさせてくれて、世界観をより豊かに表現されていると思います。
主人公の男の子、帆高くんは高校生ながら船へ乗り東京へ向かいます。
悪天候の中の出航だったので、帆高くんが乗っている船にも大量の雨が降り注ぎます。
海へ落ちそうになった時、手を掴んで助けてくれたのがライターの須賀圭介という男でした。
この男がいかにも怪しくて帆高くんに飯やビールを奢らせたりするなど、結構最低だなと思いました。
この後、この胡散臭い男に帆高くんが助けられることになるとは思いませんでした。
小栗旬さんの声がより須賀圭介のダメな大人な感じを表現されていて、良いと思いました。
ネットカフェでやり過ごすことになった帆高くんは、数日で自分が持ってきていた残金がなくなってしまいます。
そこで、船で助けてくれた須賀圭介の元で、働きだします。
マックで偶然出会って、ハンバーガーを奢ってくれた陽菜ちゃんという女の子と出会います。
怪しい体を売るお店で、男に絡まれ勧誘されそうになった陽菜ちゃんを助けたのは、帆高くんでした。
帆高くんは、拳銃を使って男らを脅します。
この映画は、新海監督が映画でしか表現できない表現の仕方がされていて、“映画だったら許される”、そういったことを描きたかったと。
ラストシーンの彼らが選んだ答えを正解とは言えないけど、新海監督が伝えたかったことは伝わったような気がした映画だと思いました。