クロノ・クロス / Chrono Cross

クロノ・クロス / Chrono Cross

『クロノ・クロス』は『クロノ・トリガー』の続編として1999年に発売された。
美麗なグラフィックやBGMは高評価を得たが前作との比較から賛否が別れることとなった。
前作のテーマが「タイムトラベル」であるのに対して、今作では「パラレルワールド」がテーマとなっている。
主人公セルジュは、「ホームワールド」と「アナザーワールド」という2つの世界を行き来し、パラレルワールドの秘密を解き明かしていく。

goroのレビュー・評価・感想

クロノ・クロス / Chrono Cross
9

名作「クロノ・トリガー」の続編として、人と次元が交差する壮大な星のドラマ

1999年、PSで発売されスクウェア・エニックスが手掛けた作品「クロノ・クロス」。キャッチコピーは「殺された未来が、復讐に来る。」
本作は、パラレルワールドの設定なのでストーリー・操作が少し複雑かつ、前作「クロノ・トリガー」とのつながりがイマイチ分かりづらく、攻略が難しいところがあります。
しかし、操作がイマイチよく分からない、攻略が難しいという理由で手放すのはかなり勿体ない作品です。

クロノ・クロスならではの独特な雰囲気やBGMは、流れてくる音楽、自然音、効果音が凄くマッチしていて、20年以上たった今でも聞きたくなるくらい素晴らしいのが魅力のひとつです。
また、物語も壮大でキャッチコピー「殺された未来が、復讐に来る。」のとおり、話が進むにつれどんどん物語が核心へ繋がっていき、プレイしている自分もその世界観にのめり込んでいきます。その物語上で出会う仲間は総勢で40人以上いますが、キャラクター、一人ひとりにもちゃんとストーリーがあり1周では物足りないくらいやり込み要素があるのも魅力的です。
前作のクロノ・トリガーの物語を知らない、そもそもクロノシリーズをプレイした経験がない人でも十分楽しめる作品だと思います。2周目、3周目以降も飽きることなく楽しめる作品なので、続編又はリメイク版が出て欲しい作品No.1です。