弱小校から箱根駅伝出場へ
無名校から箱根駅伝を目指す。三浦しおん原作。
春の夜。一人万引きをし、コンビニ店員に追いかけられる蔵原走(かける)。明らかに一般人の走りではない。
そこに通りかかった寛政大学4年清瀬灰二に追いかけられ捕まり、灰二から言われた一言で駅伝部へと導かれる。
強制的と言えるような形で入部させられ、寮に入るとそこは未経験ばかりの寄せ集めの名ばかりの駅伝部だった。
これは小説や漫画だから描けるのかなというものでした。ただ個人的には、出てくる大学名やトラックや合宿地など、私自身行ったことなどがある場所でとても親近感がわきました。
長距離をやっている中高生にとって一度は夢見るものであり、とても楽しく見る事ができると思います。
出てくる主人公にもそれぞれ得意な分野があり、上り下りに適性を持つ選手やトラック向きの選手など、その人の性格がマラソンの個性に出ていると感じました。
箱根予選会や箱根駅伝のコースなどは大会ルールが変わり、現在のものとは少し違うようにはなっていますが問題なし。
選手同士の駆け引きや練習の場面など、経験者なら共感できる部分があると思います。
箱根駅伝を題材にした漫画をこれ以外に見たことがありません。
陸上を経験したことあるなし関係なく、とても見やすい内容になっているのでぜひ一度見てください。