「天気の子」は「君の名は」を超えられたのか。
「君の名は」で大ヒットした新海誠監督の最新作です。私も「君の名は」で新海監督を知り、過去作をいくつか見ました。その新海監督の最新作ということで、公開後すぐに見に行きました。
作品の感想としては「最高によかった」と思います。私個人的には「君の名は」に並ぶ面白さでした。新海監督はその映像の綺麗さが有名ですが、今作も非常に映像が綺麗でした。雨が降る夜の街の静かさ・冷たさが表現されており、見ているこちらにもリアルに伝わってきました。
また「天気の子」はその前評判の高さから、公開前からメディアでの露出も多かったです。CMや特番がたくさんあり、詳しいストーリーまでは分からないまでも、キャラクターについては何度も見る機会がありました。そのため、実際映画を見るまでに「このキャラはこういう感じのキャラだろうなー」となんとなく考えていました。実際映画を見てみるとキャラクター達はいい意味で、私の想像を裏切ってくれて、その点も評価が高かったです。
そして何と言っても「君の名は」でタッグを組んだRADWIMPSの続投で音楽も映像とマッチしています。映像も音楽も綺麗で、視覚から聴覚から新海監督の世界観を楽しむことができます。しかし、「君の名は」を意識した演出等も多く、その点については少し残念でした。RADWIMPSも続投したため、君の名はの続編的な印象を受け、独立作品として見れられないところがマイナスポイントでした。
総合的には「君の名は」を超えるほどの衝撃はなかったですが、非常に面白く、一度は見る価値のある映画だと思います。