男性におすすめ
主人公「金木研」がカフェで見かける本好きの一人の女性に恋をします。しかしその相手は「喰種」と呼ばれる人食いで、彼女に襲われ重傷を負います。ですが同時に彼女も何者かに襲撃され同じ病院に運ばれます。瀕死の金木は死亡してしまった彼女の、つまり喰種の臓器を移植され何とか生き永らえますが半喰種となってしまいます。こんな悲劇から物語は幕を上げます。
この主人公は読書が好きで内気などこにでもいる普通の大学生です。喰種になった当初は自分が喰種だと認められず、助けてもらった周囲の喰種にも「僕はお前たちのようなバケモノじゃない!!」とまで言ってしまいます。しかし話が進み事件に巻き込まれるなかで、喰種と人間の両種族の気持ちがわかるのは自分だけだと考えはじめ、次第に仲間の喰種とも打ち解けていきます。
この物語は主人公「金木研」以外にも周囲の人間や喰種の精神的、肉体的成長が見られ、各キャラクターの個性が非常に強いので見ていて飽きるということはないと思います。ただ初期の主人公は内気な性格もあり、決断を迫られた際にくよくよしてしまうシーンが多く、読者の多くはもやもやした気持ちになるかもしれません。でもご安心ください。原作7巻から主人公はある事件をきっかけに精神的、そして戦闘面でも急激な成長を遂げます。
この「東京喰種トーキョーグール」という物語は一度完結しますが、「東京喰種トーキョーグール:re」という形で新しくなり帰ってきます。
シリーズを通して主人公の成長を楽しめる作品となっています。