同じ映画を見たのは初めて
3回も同じ映画を見たのは初めてである。一度は舞台挨拶付きのチケットを使った。2度目以降は購入していたムービーチケットだ。この映画のおかげでムービーチケットの使い方を覚えた。
内容は原作となったゲームのファン向けのものかと思いきや、この映画を初めて見る人にとっても新鮮な内容であった。
歴史的な出来事の本能寺の変について触れる。しかし映画を見てふと歴史には様々な解釈があることが分かる。織田信長は本能寺の変で明智光秀に討たれて死んだはずだった。
しかし織田信長がどのようにして生きて、どのようにして死んだのかは実際に見てみないとわからない。だから様々な学説が存在する。
この映画を見ると常識について疑うことになる。もしかすると本能寺の変の前後に刀剣男士なる見目麗しい刀の付喪神達が 京の都に現れたかもしれないとすら思える。
そのような可能性を感じる映画だった。
とはいえ内容は特撮に近い。原作のゲームなど知らなくてもよい。舞台のキャストなどから選ばれた原作ゲームそっくりの役者が敵を斬り、時には血を流しながら戦う。時代劇のような特撮という印象だった。
ただ綺麗な画面にすることに特化している。役者が一番きれいに見える時間帯を狙って撮影を行ったりしたそうだから大河ドラマのようなリアルな時代劇とは異なる美しさがある。
その点が気になるという人もいるが、とにかく綺麗な映像を見たいという人にはおすすめの映画だった。
予算の都合上かヒキの画面が少なく顔のアップが多かったのは残念ではある。