スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse

『スパイダーマン:スパイダーバース』とは、2019年に公開されたCGアニメ映画作品。マーベルヒーローの中でも特に根強い人気を誇るスパイダーマン初のアニメ映画として製作された。多くのスパイダーマン作品で主人公となるピーター・パーカーではなく、高校生主人公のマイルスが、様々な次元のスパイダーマンと出会い成長していくストーリーが描かれていく。これまでになかった設定と3Dアニメの枠を広げた斬新な表現の数々は、ファンだけでなく批評家からも絶賛され、新たなスパイダーマンの人気作となった。

mitimiti11のレビュー・評価・感想

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse
9

スパイダーマンという存在を知っていれば、楽しめる海外アニメ映画

スパイダーマンはたくさんの映画が出ていますが、今回の作品はアニメ式ということで、少し違う路線だったので映画館で観てきました。第91回アカデミー賞にて、長編アニメーション賞を受賞しました。細田守監督作品やディズニー/ピクサーを抑えての受賞です。
子供から大人まで楽しる作品で、ストーリー、アクション、迫力ともに、よくまとまった作品だと思います。海外のアニメらしい、カラフルな映像と、スピード感が印象に残りました。今までの作品を見ていなくても、スパイダーマンという存在と、少しのスパイダーマンの技を知っていれば楽しめる作品です。それぞれの特徴のあるキャラデザインと性格、技が印象的です。自分のお気に入りのキャラクターがきっとみつかると思います。
ストーリーは少年が勇気を持って戦う王道ストーリーです。勇気を持つきっかけ、挫折、そこから立ち上がってからの最後の活躍まで王道だからこそ他の戦闘シーンやキャラデザインも際立っていました。映画の内容は、基本的にギャグが多く含まれています。今までの映画のスパイダーマンシーンを使った小ネタもあるのですが、観ていなくても全然楽しめますし、観た人は、更に楽しめます。もちろん泣けるシーンもあります。日本人なら、「なるほど。海外からの日本の印象はこうなんだな。」というシーンも出てきて、笑えます。