極主夫道 / The Way of the Househusband

極主夫道 / The Way of the Househusband

『極主夫道』(ごくしゅふどう)とは、おおのこうすけによる日本の漫画。実写ドラマ化とアニメ化もされている。「不死身の龍」と呼ばれた元・最凶ヤクザの、主夫業の日常を描いたハートウォーミングコメディ。強面のヤクザが全力で主夫業に邁進するギャップ、および高い画力とシュールな展開が特徴。大筋は主人公の龍がその強面から繰り出す熟練の家事スキルギャップが軸になるが、登場人物たち半数近くがその筋の関係者で彼らも彼らでどこかしらズレており、そのズレの連鎖から笑いの渦を生んでくるパターンも多い。

hinataのレビュー・評価・感想

極主夫道 / The Way of the Househusband
8

専業主夫の元ヤクザが家庭的すぎ!

抗争相手の事務所を単身丸裸で一晩でつぶした伝説の男・不死身の龍は、すでにヤクザから足を洗い、その手にもったドスを使い見事なキャラ弁を作る専業主夫になっていた!
この漫画やばいです。不死身の龍の専業主夫レベルがあまりに高すぎです。専業主婦の私が肩を落とすぐらいにはすごいです(笑)。
ただ見た目が厳ついサングラスにスーツ、その上にエプロンをつけて基本出かける龍なので、だいたい元仲間や、抗争相手の下っ端や、警察官に職質されるんですよね。龍が懐に手を突っ込むと、その場の空気が凍りつくんですけど、出てきたのは、チャカではなくて、スーパーのクーポン…。そうなんです…ほんとに主夫のカガミなんですね彼。
こんなノリで短い話がたんたんと続くんですが、龍がヤクザを辞めた理由を語ってるシーンがあります。
俺は俺のやり方で家庭(しま)を守る。ヤクザからは足をあらった、と。また、暴力ではたいせつなもんは守られん、とも。すごい!かっこいいです!でもワンコのエプロンつけてハンバーグ作りながら言うもんだから、凄みが斜め方向いくんですよ。出来上がったハンバーグも最高にうまい。
そんな彼の奥さんはとても普通の可愛い人なんですが、まだ出会い編などはないようです。
サクッと読めて、じわじわくる漫画なので、ぜひ読んでみてください。