スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse

『スパイダーマン:スパイダーバース』とは、2019年に公開されたCGアニメ映画作品。マーベルヒーローの中でも特に根強い人気を誇るスパイダーマン初のアニメ映画として製作された。多くのスパイダーマン作品で主人公となるピーター・パーカーではなく、高校生主人公のマイルスが、様々な次元のスパイダーマンと出会い成長していくストーリーが描かれていく。これまでになかった設定と3Dアニメの枠を広げた斬新な表現の数々は、ファンだけでなく批評家からも絶賛され、新たなスパイダーマンの人気作となった。

kazuya01094のレビュー・評価・感想

スパイダーマン:スパイダーバース / Spider-Man: Into the Spider-Verse
10

アメコミ嫌いでも引き込まれるアニメ映画

アニメ映画史上最高の映画です。
画のタッチがアメコミですが、どの場面を切り取ってもアートのようなタッチです。路上のストリートアートのような場面もあれば、紙に書かれた漫画、3Dのようなタッチなど見ているだけで面白いです。
そして格好いい。色鮮やかなアートが格好いいです。動きがアニメじゃなく滑らかなので、画面に引き込まれるように世界観に没頭します。

ストーリーもこれまでにない新たな展開です。「悪者が出てきてやっつけて終わり」なんてことはなく、日常が少しづつ変わっていくシリアスな要素があります。伏線もあるので次回作へつながる面白さがあります。

そして何よりおすすめしたいポイントがBGM。これがもう格好いい。映画なしでもサントラアルバム楽しめますし、見た後はスパイダーマンに入り込める最高のBGMです。
ヒップホップや洋楽が好きな人にたまりません。
BGMを手掛けるのはジェイデン・スミスやポスト・マローン、スウェイ・リー、タットモス、デンゼル・カリー。名前を聞いただけでワクワクする有名アーティストばかりです。
楽曲も最高に良いです。低音利かす音楽もあれば、迫る躍動感ある音楽。ヒップホップが好きじゃない方でも引き込まれます。