世界観がSF感満載で終始楽しめた!
予告の映像のペンギンの可愛さにやられ、友人とペンギンハイウェイの映画を観ましたが、自分の想像以上のSFチックな表現が満載で圧倒されました。
もともと小説が原作の映画ですが、小説を読んで映画を見るのも、映画を見て小説を読むのも、どちらも楽しめそうだなと思う内容でした。
私は小説を読まずに映画を見たのですが、原作の小説の中でこの映画に描かれなかったことがあるのだろうかと探求心をくすぐられます。
主人公の男の子、アオヤマ君はかなり学者体質のようで、映画内で彼の書くノートの中身はかなり年相応の小学生が書くものなのかと思うくらいの文字や、観察対象の絵などの内容が詰め込まれていました。
そんな彼を取り巻く登場キャラクターも魅力的で、アオヤマくんの思いを寄せるお姉さんは劇中で名前が出ることなくミステリアスな印象があり、セリフも謎掛けのようなことを言ったりと、思わず引き込まれるようなものが多かったです。
彼の住む町で不思議な事がおき始めますが、そのことの始まりにこの作中には欠かせないペンギンの出現です。
劇中で可愛くたくさん活躍するシーンもあるので、ペンギンが観たかった私にとっては大満足でした。
劇中どんどん明かされていく謎も、子供目線で進んでいく描写、残る疑問もこの映画の見どころなんだなと思いました。
ラストシーンあたりに世界感がいっきにSFの表現が際立っていくのですが、これもまた映像の表現力の高さも相まって圧巻でした。
たくさんの人におすすめできる映画だと思います。