ラーゲリより愛を込めて

ラーゲリより愛を込めて

『ラーゲリより愛を込めて』とは2022年12月9日に公開された日本の映画。主演は二宮和也。原作は辺見じゅんのノンフィクション小説『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』。
第二次世界大戦後のシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で、日本人捕虜の1人である山本幡男(やまもと はたお)が過酷な環境の中でも生きる希望を捨てず、家族の元へ帰れると信じ、仲間らを励まし続ける姿を描く。
希望を捨てない幡男の姿、捕虜仲間が幡男の遺書を家族に届けるため必死になる姿は見所だ。

maika_37のレビュー・評価・感想

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ラーゲリより愛を込めて
10

感動!

第2次世界大戦後の強制収容所(ラーゲリ)での物語です。戦争が終わって、海外にいた日本兵らが帰国して自分の家族に再会することを希望しながらも、ラーゲリにおける苦しい生活の中で、お互いに励まし合いながら、わずかな楽しみを見つけ合いながら生活していく映画でした。主人公の山本は、二宮和也さんが演じて、他にも北川景子さんなど豪華な役者が出演されていました。帰国を待ち望んでいた元上司の1人が家族に再会することを希望に生活していたのに、手紙で家族が亡くなったことを知ったときに、仲間同士で励まし合う場面や山本が病気で亡くなってしまったときに、遺書を仲間同士で分担して覚えて、それを山本の家族に伝えに赴く場面は非常に感動しました。映画の主題歌にもなっていた、ミセスグリーンアップルの「soranji」の流れるタイミング、歌詞にも号泣させられました。あれほど映像で感動した経験は人生の中で初めてだったので、どても印象に残っています。この「soranji」の意味を知ったときには、鳥肌が立ちました。自分の身の周りにいる大切な人を改めて大切にしよう、感謝して生きよう、生き続けなければならないと思わせてくれた映画でした。