たくさん泣きました
血がつながっていれば家族なのか。血のつながりがなければ家族になれないのか。と考えさせられました。虐待のニュースをテレビで見ます。子供は親を選ぶことができません。そのとき、子供はそこから逃げ出すことができません。血のつながりがないところに引き取られたほうが幸せになれる可能性がたくさんあります。そう考えさせられました。
安藤サクラさんの取り調べの場面はすごい演技だと思いました。泣けました。安藤サクラの演技力と細野晴臣の音楽は見ていて圧巻でした。
父親が追いかけるバスの中で、息子は声に出さずにつぶやきました。子供たちの演技がすごいです。この場面もたくさん泣きました。
演出はさすがと思わせるところがあります。「見せずに感じさせる」シーンが随所にあって、上手いです。常識や正義だけで人は、はかることができません。そんな一顧を与える、ささやかなメッセージがあります。
家族の意味、人と人とのつながりの意味について深く考えさせられる良作です。
社会的にはいけない行動ばかりですが、家族を幸せにできる力があるのだなと思いました。今ある家族というのはとてもかけがえのないものなのだと感じました。この作品をもっとたくさんの人に知ってもらい、虐待がなくなってほしいです。