るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final

るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final

『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。
強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。

mitaka_nagawa2211のレビュー・評価・感想

るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final
10

るろうに剣心ここで終わる。ここで始まる。

るろうにで流れてくる薫の道場に住む前の、剣心の過去からのお話で、剣心の十字傷ができた出来事のお話です。
巴という伴侶と共に過ごしていた事。そしてその雪代巴の祝言をあげる伴侶が剣心によって殺されていた事。
そして巴も亡くなってしまい巴を慕っていた弟、雪代縁が上海の武器商人に「あの男には十字傷があるのか?姉さんはまだあの男を恨んでいるのだろう」と剣心を目の敵にします。
天誅と称して、《人誅》天が人を裁くのではなく人が人を裁く。
大砲で町を破壊し、人々を攻撃し、次第には剣心と共にいた薫が誘拐されてしまいます。
近くの人が亡くなった気持ちを味わせようと薫を殺そうとしますが、姉さんの事を思い出し断念します。
剣心が乗り込み、義弟との対決の中、今回もまた凄い見所で剣心役の佐藤健さん、雪代縁役の新田真剣佑さんのアクションが剣術、格闘と、武器も使いこなし凄い大迫力の壮大な映画です。
雪代巴さん役の有村架純さんも凄い女優さんで、影のあり冷静であり、感情を抑えている動きがとても演技に引き込まれました。
今回の剣心はシリアスなシーンが多く、剣心の明るさが最後まで出てこない、終わりまで悲しみの演技がまた、前作とは違う作品でした。
雪代縁が最後、姉さんである巴の感情に気付き、生き様や有り様を考えさせられる作品でした。