るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final

るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final

『るろうに剣心 最終章 The Final』とは、和月伸宏の人気漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の長編エピソード「人誅編」を原作とする実写映画。伝説の人斬り緋村剣心と、姉の仇として彼を狙う復讐鬼の壮絶な戦いを描く。人気キャラクターの瀬田宗次郎がサプライズ出演したことで話題となった。
強敵との戦いを終えて、未来を見守り始めた剣心の前に、雪代縁という男が現れる。縁は剣心が誤って斬殺したかつての妻の弟で、姉の復讐のために東京を火の海に沈め、剣心を追い詰めていく。

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るろうに剣心 最終章 The Final / Rurouni Kenshin: The Final
10

るろ剣映画史上最高傑作

数年ぶりにるろうに剣心の実写映画の最新作が公開された。
前作の伝説の最期編に続き、原作の最終章が実写化された訳だが、明治時代という、日本の近代化や国際化の進行にも舞台設定なCGが対応しており、相変わらずアクションが圧巻で、今回は特に剣士ではない敵が多いため、その武器や戦闘スタイルも見物である。
しかしこれまでの作品とは違って原作との相違点が過去一多く、縁との決戦の舞台が島ではなく本土だったり、サブキャラにほとんど出番が無かったり、弥彦がほとんど活躍中しなかったりと、映画館でとても驚かされた。
本作のラスボスは中国国籍を有する日本出身の人物で、邦画によくある日本の俳優が英語を話すのとは違った新鮮なシーンを見ることができた。
キャストにも中国人の方が何人かいらっしゃったはずだ。
何より前作の悪役の志々雄誠演じる藤原竜也さんの演技も素晴らしかったが、本作のラスボス雪代縁役の新田真剣佑さんの演技も素晴らしかった。
原作の縁は高笑いをするというより意味深な笑みを浮かべるタイプの悪役で、本作でもその描写が多く見受けられた。
間違いなくるろ剣映画史上最高傑作なので、是非とも観ていただきたい。