主題歌の歌詞とのリンクがいい
島の生活に息苦しさを感じ、家出してきた主人公帆高が東京に出てくるところから物語ははじまります。
持ってきたお金は減り、泊る場所もなく、雨もふり続いているし、見ているだけで病みそうな状況になっていく帆高ですが、東京まで来る途中で会った圭介を頼り訪ねて行きます。一時期どん底にいた帆高が住む家、食事
仕事を手に入れ、試行錯誤しながら仕事を覚えていく様子が音楽にのせてテンポ良く流れていき、そこが楽しいです。さっきまで帆高と一緒に病んでいた気持ちがスッキリし、明るくなっていきます。
そして新海誠監督作品の特徴であるきれいな画。雨の東京がきれいで、実際雨だったら憂鬱なのに、この映画では美しいと思わせてくれます。
そしてヒロインの女の子が可愛い。男女関係なく好きになってしまいそうな見た目とキャラクターだと思います。
また、前作「君の名は」と同様、主題歌と映画がすごくマッチしているところが素敵です。
帆高が最後非常階段をのぼっていくところ、新海監督とRADWIMPSの野田洋次郎さんが番組で話されていましたが、曲をじっくり聞かせるために階段を足したそうです。そのため名曲を味わいながら階段をのぼっていく帆高を見ることが出来ます。
一番好きなのが最後のシーン。RADWIMPSの曲「大丈夫」の歌詞をイメージさせるセリフで終わるところは感動です。