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箱根駅伝が見たくなる。
箱根駅伝を目指すことになった若者たちの話です。無名の大学陸上部で、そんな箱根なんて無理って感じで最初は文句言いつつだったのに、徐々に本気になっていくところがこれぞスポ根って感じでよかったです。それぞれいろいろ抱えていて、その背景が見え隠れするのもよかったです。名門校とかじゃないから、もうこの1年にすべてをかけるっていうか痕がない感じが見ていてワクワクしました。駅伝の映画だけあって、ちゃんと走る部分に時間を割いていて、丁寧に描いているところが言いと思います。もちろん、スポーツものって、試合以外の部分がおもしろかったりするんだけど、ここまで本気で本番にかけていた人たちなんだから、駅伝部分が短いのは悲しいです。走る姿がすごくきれいに見えました。でもしんどそうで、最後、ゴールしたときはやっぱり泣けてしまいました。本物の箱根駅伝も見たくなる、そんな映画でした。主演は小出恵介さんと林遣都さん。遣都さんはすごく細くて、長距離ランナーに見えました。役作りすごいってなりました。ちょっとドラマチックすぎるきらいはあると思いますが、スポーツっていいなと思える、いい映画です。箱根駅伝前にはもう一度見返したいと思います。