ファンタシースター ノヴァ(PS NOVA)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファンタシースター ノヴァ』とは、セガより2014年に発売されたPlayStation VitaおよびPlayStation Vita TV対応のゲームソフトである。オンラインRPG『PSO2』と世界観を共有しつつ、1人用の物語とアドホックでのマルチプレイに特化した意欲作である。未知の惑星での墜落から始まる極限のサバイバルを描き、拠点の整備や超巨大敵「ギガンテス」との死闘が中心となる。独自の武器や新クラス、新エネルギー「グラン」を用いた戦略的なバトルを楽しめるのが特徴である。

『ファンタシースター ノヴァ』(PS NOVA)の概要

『ファンタシースター ノヴァ』(PHANTASY STAR NOVA、略称:PS NOVA)とは、セガより2014年11月27日に発売されたPlayStation VitaおよびPlayStation Vita TV対応のゲームソフトである。キャッチコピーは「ハンパなキズナでは、生き残れない冒険がある。」「RPGの“新星”、ここに誕生。」。

本作はファンタシースターシリーズの一つであり、惑星調査隊に所属する主人公が調査対象の星へ向かう途中で謎の攻撃に遭い墜落、そこで謎の少女からの助力を受けて生き抜いていくサバイバルアクションゲームだ。オンラインRPG『PSO2』シリーズと世界観を共有しながらも、1人でじっくり楽しめるストーリー性の高さとアドホックモードによる最大4人のマルチプレイに特化した新しいシリーズ作品として位置づけられている。

開発背景として、シリーズが『ファンタシースターオンライン』以降オンラインゲームとして発展した一方で、それを苦手とする層に向けて「オンラインゲームではない新しいシリーズを創り出す」という目的があった。酒井智史らシリーズスタッフが『PSO2』の運営で多忙だったため、『エンド オブ エタニティ』などの実績を持つトライエースが開発を担った。プロデューサーの都築靖之は、本作を『PSO2』の追加ディスク的な立ち位置にしないよう、あえてトライエースの作風を強く出させる方針を採った。ディレクターの山下浩平によれば、開発側がシリーズへの共通認識を持っていたため、トライエースの提案を「らしくない」という理由で却下することはなかったという。

世界観は『PSO2』と同じだが、本編の舞台から遠く離れた場所での出来事を描いている。これは世界観再構成の労力を抑えつつ、本編の今後の展開に影響を与えないための判断であり、都築、酒井、木村裕也の3名による話し合いで構築された。

本作最大の特徴は、未知の惑星「マキア」での極限状態を描くサバイバルストーリーにある。従来の自由度の高いキャラクタークリエイトを継承しつつ、武器や生活拠点の整備といった要素が盛り込まれた。戦闘面では、岩山ほどの巨躯を誇る超巨大エネミー“ギガンテス”とのバトルが中核をなす。過去作との差別化として、ギガンテスには火薬砲やチェーンソーといった旧式武器を装備させている。これに対抗するため、新クラス「バスター」や、大型投射兵器「パイル」、空間制御兵器「ヘイロウ」といった新ウェポンが実装された。従来のフォトンが使用できない状況下で惑星独自のエネルギー「グラン」を駆使して戦うという、シリーズの枠組みを広げる意欲的なシステムが採用されている。

本作は「日本ゲーム大賞2014」フューチャー部門を受賞し、ファミ通クロスレビューではプラチナ殿堂入りを果たした。

『ファンタシースター ノヴァ』(PS NOVA)のあらすじ・ストーリー

惑星マキアへの墜落と生存の決断

アークス特殊惑星探査隊オルター所属の宇宙艦「デルタ・ヴァリアント」は、新惑星「マキア」の調査任務に就いていたが、接近中に謎の攻撃を受けて未開の地へと墜落してしまう。艦は大破こそ免れたものの、エネルギーや資源が枯渇する絶望的な状況に陥る。限られた物資で生き延びるため、乗員の多くをコールドスリープさせ、最小限の人員で活動を維持するという苦渋の選択を余儀なくされる。

巨躯の脅威と謎の少女との邂逅

過酷な状況下、アークスの前に超巨大生物兵器「ギガンテス」が立ちふさがる。惑星マキアでは戦闘の要であるエネルギー「フォトン」が使用できず、先遣隊が全滅するという壊滅的な被害を受ける。生存者の救出に向かった主人公たちは、道中で謎の少女「ユノ」と遭遇。彼女から惑星独自のエネルギー「グラン」を授けられたことで、フォトンの代用としてギガンテスに対抗する術を手にする。

決死のサバイバルと帰還への道

グランという新たな力を得た主人公たちは、ギガンテスを撃退しながら惑星の調査を続行する。自分たちを撃墜した敵の正体を突き止め、再び宇宙へと帰還するために、限られた資材をやりくりしながら生活拠点や武器を整備していく。未知の惑星を舞台に、仲間たちとの絆を糧にした過酷なサバイバル生活と、脱出を目指す壮大な冒険が幕を開ける。

『ファンタシースター ノヴァ』(PS NOVA)のゲームシステム

プレイヤーキャラクター

キャラクター作成では「ヒューマン」「ニューマン」「キャスト」の3種族と男女の性別を選択でき、初期クラスとして「ハンター」「レンジャー」「フォース」が用意されている。種族や性別による能力の制限はなく、物語の進行に合わせてクラス変更も自由に行える。さらに、本作独自の要素として、物語を進めることで超巨大エネミーに対抗するための専用クラス「バスター」が解禁される。『PSO2』に存在する一部の種族や派生クラスは未実装だが、他作品では特定クラス専用だった武器が別のクラスで使用可能になるなど、本作独自の調整が施されている。

戦闘

基本の戦闘システムは『PSO2』のアクション性を継承しており、直感的な操作が可能な3Dアクションゲームとして構成されている。視点操作は、キャラクターを見下ろす「通常視点」と、精密な射撃や攻撃に適した「肩越し視点」の2種類を任意に切り替えられる。通常視点ではキャラクターとカメラを独立して操作でき、肩越し視点では両者が連動する仕様となっている。PlayStation Vita版の操作設定は、複数のプリセットから選択できるほか、ボタン配置のカスタマイズにも対応している。プレイヤーは戦闘中、ジャンプや回避といった基本アクションに、武器固有の「フォトンアーツ(PA)」や魔法のような「テクニック」を組み合わせて戦う。

施設

墜落した拠点周辺を整備する「拠点開発」が本作の重要な要素である。初期状態では最小限の機能しかないが、素材を集めて「ラボ」で施設を建設・拡張することで機能を充実させられる。装備や消耗品を自作する「武器・防具・アイテムショップ」、外見を変更する「コスチューム」、能力を一時的に強化する「食堂」などが設置可能である。また、特殊な装置である「グランブースター」を開発・設置することで、アイテムの入手率を向上させる「アイテム探査装置」や、希少な敵を捕捉する「エネミーレーダー」などの高度なサポート機能を利用できるようになる。

『ファンタシースター ノヴァ』(PS NOVA)の登場人物・キャラクター

主人公

プレイヤー

本作のプレイヤーキャラクター。アークス特殊惑星探査隊オルターの一員。性別によるストーリー分岐はないが、NPCの反応や演出に差異が生じる。プロミスオーダーを通じて仲間との親密度を上げることが可能である。

デルタ・ヴァリアント戦闘部隊

ルティナ

CV:内田真礼
ヒューマンの女性でクラスはフォース。主人公の訓練生時代からのパートナーであり、明るい性格のムードメーカー。近接武器は苦手だが素手での格闘には長けている。タコが苦手である。

taka51f13
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@taka51f13

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