シェンムーⅢ製作決定!! セガの伝説的タイトル『シェンムー』について調べてみた
2001年に発売された『シェンムーII』を最後に、続編製作はされませんでした。
しかし 2015年6月16日、『シェンムーⅢ』の製作が電撃発表!
シェンムーⅢがついに製作決定!
ゲームイベントE3 2015でまさかの復活を発表した『シェンムー3』の制作開始が決定しました。
そもそもシェンムーとはどんなゲーム?
セガが開発したコンピューターゲームシリーズ、またはその一作目を指す。ドリームキャスト専用ソフト。
出典: dic.nicovideo.jp
リアルに再現された80年代の横須賀の街の一角を舞台に、主人公・芭月涼が、青銅鏡を巡って活躍する、オープンワールドアドベンチャー。
出典: dic.nicovideo.jp
『グランドセフトオート(以下GTA)』シリーズを初めとした、”現実世界を3Dで再現したオープンワールドゲーム”の先駆け的存在。
今でこそ有名なGTAですが、当時は2Dグラフィックであり、現実を舞台としたオープンワールドゲームはありませんでした。
その為、完全3Dでリアルな現実世界を舞台としたシェンムーは衝撃的なゲームでした。
作りこまれた世界観
大量のフラグ、モーションキャプチャー、ボイス、ロケーションを作りこみ、現代の日本の街をリアルに再現している。
出典: dic.nicovideo.jp
写真やアイテムなど、あらゆる所が細部までが作りこまれていました。
数百人近くいるNPCはモーションキャプチャーで動きが作られ、会話はフルボイス、生活習慣も1人1人に設定されており、使いまわしのキャラは1人足りとも居ません!
非常にリアルな街を再現している。
時間経過と天候の変化の描写も評価が高い。
さらに、ゲームセンターにはミニゲームが用意されており、SEGAのアーケードゲームをそのままプレイ出来ます。
これも当時としては画期的なアイデアでした。
スティーブン・スピルバーグも絶賛
日本国外ではその斬新で能動的なスタイルのゲーム性が評価され、最も権威あるThe Academy of Interactive Arts & Sciences賞の「2000年度・最も革新的なゲーム」に選ばれた。
映画監督のスティーブン・スピルバーグが高く評価したことでも知られる。
出典: ja.wikipedia.org
しかし『Ⅱ』以降、開発は停滞……
第一章はミリオンヒットを達成したものの、続編の2は微妙な売り上げに終わりました。
制作費が掛かり過ぎて大赤字(?)
1作目だけで実に約64億円の製作費がかかっている。
出典: dic.nicovideo.jp
『MGS4』の制作費がおよそ55億円、『FF13』はおよそ36億円です。
シェンムーは現代のHDゲーム以上の予算がかかっていました。
赤字額はなんと40億円!?
2作の制作費の合計はおよそ90億円程とされます。
一方、販売数は2作合わせて約75万本程度。
計算上、どう見積もっても”40億円以上”赤字を出したことになります。
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ストーリー未完のままシリーズ中断……
2の売り上げが悪かった為にシリーズが中断。
ドリームキャストが撤退した事も重なり、10年以上もの間復活しないままでした。