ゴッドハンド輝(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ゴットハンド輝』は山本航暉による医療少年漫画及びそれを元にしたテレビドラマ。医療現場で働く医師の成長を描いた漫画で外科医療を題材にしているが、今までの医療漫画では取り上げられることが少なかった麻酔科医や整形外科医、形成外科医などにも焦点が当てられている。2009年にはテレビドラマ化もされた。

第5巻27話、こちらも安田院長の言葉。アメリカで最新医療技術を学ぼうと武者修行をしていたときの話。同じ病院に努めていた医師・ケビンが生後半年の女の子が腸重積で搬送された時に儲けだけを考え、手術に踏み込もうとした。しかし安田はメスを使った手術ではなく水溶性造影剤の圧力と手技で治療した。
ケビンは結果が同じならオペすることで病院が潤うと言ったことに対してこの言葉で反論した。金のためにオペをするのは間違いだ、と。怪我や病気で苦しんでいる患者に対して儲けだけを考える医師にはなりたくないという意思表示。それがヴァルハラに受け継がれている。

「なんの不安もなく笑って過ごせる日常がどれほど幸せなことか分かるかい?」

第10巻68話で内科部長・森実継が言った言葉。成功して当たり前のオペを無邪気に喜ぶテルをみっともないと貶す慧。それは違うと諭したのが森のこの言葉。テルが喜んだのはオペが成功したからではなく、患者が治ったことに喜んだのだ、と。
医師からすれば成功して当然のオペも患者にとっては人生一大事のこと。怪我や病気もなく、笑って過ごす日常が幸せ。テルはそれを分かっているからこそ患者が元気になることを共に喜んでいる。

役に立つ医療漫画『ゴットハンド輝』

医療現場や病気、治療などの知識が豊富な『ゴットハンド輝』。寝違えたときの対処法や応急処置の方法など日常でも役に立つような話もあり、ためになる。専門用語が登場する場面も多々あるが、分かりやすい説明で医療に関する知識がなくても読みやすい。

7vmahiro109
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