HELLSING(ヘルシング)のネタバレ解説・考察まとめ

HELLSINGとは1998年から2009年まで平野耕太により「ヤングキングアワーズ」で連載されていた漫画及びそれらを原作とするアニメ、OVA作品である。舞台は20世紀末の、不可解な吸血鬼事件が頻発するイギリス。大英帝国王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」に所属するアーカード、インテグラ、セラスの3人を主軸に展開する吸血鬼との闘争を描いたバトルアクション漫画である。

『HELLSING』の概要

少年画報社「ヤングキングアワーズ」で1998年から2008年まで連載された平野耕太によるバトルアクション漫画。全10巻。
「平野節」と呼ばれる独特で過激な台詞回し(例:「よろしい、ならば戦争だ」等)が特徴。
題名である「ヘルシング」はブラム・ストーカーによる小説「吸血鬼ドラキュラ」の登場人物ヴァン・ヘルシング教授に由来する。
2001年にゴンゾ・ディジメーションによりテレビアニメ化(全13話)、2005年にサテライトによりOVA化(全10巻)されている。

『HELLSING』のあらすじ・ストーリー

20世紀末、英国では不可解な吸血鬼事件が頻発し、大英帝国王立国教騎士団、通称「ヘルシング機関」はその対処にあたっていたが、暗躍する謎の組織によりヘルシング本部は強襲を受ける。またヴァチカンの「イスカリオテ機関」の吸血鬼事件への介入によりアーカードに匹敵する神父、アンデルセンとの死闘を繰り広げていた。一連の吸血鬼事件及びヘルシング本部に強襲を仕掛けた犯人はナチスの残党により結成された「ミレニアム」であることが判明する。ミレニアムのロンドン侵攻によりヘルシング機関、イスカリオテ機関、ミレニアムの三つ巴の戦いが繰り広げられることとなる。

『HELLSING』の用語

吸血鬼

作中におけるドラキュラの設定はオリジナルに忠実である(不老不死の肉体、普通の銃弾では死なない生命力、日を浴びることができない等)。
男の吸血鬼は「ドラキュラ」、女の吸血鬼は「ドラキュリーナ」と呼ばれる。
なお作中では処女・童貞が吸血鬼に血を吸われた場合に吸血鬼になると定義されている。

グール

いわゆるゾンビ。作中では吸血鬼に血を吸われたものが非処女・非童貞であった場合に、人の肉を好んで喰らう食屍鬼となる。
グール以外にもアンデッド、リヴィングデッドとも呼ばれる。

ヘルシング機関(大英帝国王立国教騎士団)

大英帝国と英国国教会を反キリストの化物から守るために組織された。通称「ヘルシング機関」。

イスカリオテ機関(ヴァチカン法王庁特務局第13課)

ヴァチカンの法王庁特務局第13課、通称「イスカリオテ」。
裏切者イスカリオテのユダの名を冠し、カトリックの地上における神罰の代行者として悪魔、化物、異教、異端の殲滅を目的とする。

ミレニアム

ナチス残党により結成された組織。

『HELLSING』の登場人物・キャラクター

ヘルシング機関(大英帝国王立国教騎士団)

アーカード

8jrukina96
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