NOeSIS(ノエシス)のネタバレ解説・考察まとめ

NOeSIS(ノエシス)は、同人サークル「classic chocolate」のcutlassによって制作されたノベルゲーム、およびそのメディアミックス作品群のことである。
主人公の鹿倉時雨が、自殺をしようとしていた少女「千夜」と出会い、そこから様々な事件に巻き込まれていく物語。
現在「01 噓をついた記憶の物語」、「02 羽化」の二本が公開されている。

羽化から登場するヒロインの一人。噓をついた記憶の物語には登場しない。
出身地やその素性など、多くの不明な点を持ち、羽化から時雨の真後ろの席にいた。
性格は元気で快活なようでいて、時に真面目だったり、飄々としていてつかみどころがない。
実は髪飾りのマカロン型のデバイスが本体で、同じ見た目のクローンが何体もいる。クローンとはデバイスを通じて記憶を同期している。

NOeSISの魅力

NOeSISの魅力は、やはりストーリーにある。
ギャルゲーというカテゴリではあるが、ヒロインとの恋愛などの萌え要素はほとんどなく、そのストーリーは濃密なサスペンスホラーとなっている。
ホラーでありながら泣きゲー(感動的で、泣ける話であること)でもあるため、ラストには涙を流したプレイヤーも少なくない。
そのシナリオの出来は非常に高く評価されていて、当時のコミックマーケットでclassic chocolate発売した短編小説「NOeSIS 心の顔」は、現在絶版ということもあって、なんと10万円で取引されたこともあるほど。当時の価格は500円なので、相当のプレミアがついているのがよくわかる。
ストーリーの中は、あらゆる伏線が張られており、初めての一周目、大筋を理解した二週目、考察や物語を深く知った後の三週目以降では、全く違う感想、新鮮味があり、感じるものが大きく変わってくる。
そのような伏線や結末を考えながら物語を進めていく面白さはサスペンスホラーらしく、NOeSISという作品の大きな魅力となっている。

関連リンク

cutlass.qee.jp

pawadh32
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