飼い主獣人とペット女子高生(かじぺじ)のネタバレ解説・考察まとめ

『飼い主獣人とペット女子高生』とは、野干ツヅラによる獣人×JKの異種間ラブコメ漫画。2014年よりpixivコミック内『ジーンピクシブ』にて連載を開始した。通称「かじぺじ」。
ある日突然獣人の世界へ連れ去られた普通の女子高生の秋。怯えていた彼女がオオカミ獣人に買われ、リラと名付けられて飼われることに。ケモナーならずともキュン死に必至のケモノ×人間のほのぼの異種間ラブコメディ。

『飼い主獣人とペット女子高生』(かじぺじ)の概要

『飼い主獣人とペット女子高生』とは、野干ツヅラによる獣人×JKの異種間ラブコメ漫画。もともとはpixivで連載していた作品だったが、それまでの連載分を加筆修正したうえで、2014年10月27日よりpixivコミック内の無料漫画サイト『ジーンピクシブ』にて連載を開始した。通称「かじぺじ」。

ある日突然獣人の世界へ連れ去られた普通の女子高生の秋(あき)。怯えていた彼女がオオカミ獣人に買われ、リラと名付けられて飼われることに。ケモナーならずともキュン死に必至のケモノ×人間のほのぼの異種間ラブコメディ。
作中では、ペットを飼ったことのある人にとってはあるあるネタも描かれており、ペット飼育者の共感を呼ぶシーンが多い。また、獣人とヒトは言葉が通じず、獣人たちはヒトをあくまでもペット・食用として捉えているという独特の世界が描かれている。
2016年には、「このマンガがすごい!2016」オンナ編19位、「次にくるマンガ大賞 web漫画部門」8位にランクインしている。

『飼い主獣人とペット女子高生』(かじぺじ)のあらすじ・ストーリー

ペットにされた女子高生

普通に暮らしていた女子高生・秋(あき)がある日目を覚ますと、そこは獣人や鳥人が暮らすが暮らす異世界で、ペットショップに繋がれていた。そこは獣人中心の世界で、「ヒト」はペットや食料という扱いだった。
彼女を購入したのは、犬型の男性獣人・ジノヴィ。ジノヴィは秋に「リラ」という名前をつけ、ペットとして飼うことを決め、そわそわと心を躍らせる。一方、以前の記憶を失い、自分の前すら思い出せないリラは、あまりにも違う環境に怯えていた。
ジノヴィはヒトの飼育に詳しい後輩・ロルフに助言を仰ぎつつ、ハウツー本を参考にリラの飼育を始めるのだった。

スキンシップと心の距離

最初こそ警戒していたリラだったが、ジノヴィが与えたぬいぐるみやスケッチブックとクレヨンによって警戒心が解け、自ら背中を叩くなどのスキンシップを図るようになる。しかし、犬や猫に服を着せるような感覚なのかジノヴィが子ども服を着せようとすると、リラに拒否された。
ジノヴィとの生活に慣れてきたリラだが、家族や友人に会えない不安からホームシックに陥り、夜中にうなされることがあった。ジノヴィは、母親が傍にいると安心した子どもの頃の記憶から、リラに添い寝をしてあげる。ジノヴィの体温を感じ、リラは安心して眠りにつくのだった。

添い寝以来、リラはジノヴィに懐くようになり、本を取るために彼の膝に圧し掛かることも構わなくなってきた。親馬鹿なジノヴィは、仕事中もリラの寝顔を眺めてニヤニヤし、周囲を呆れさせる。
調子に乗って抱きしめようすると拒否されたが、あるとき、リラが発熱する。具合の悪いリラが心細さから彼の服を引っ張り、胸に倒れ込むと、ジノヴィは舞い上がる。病気が環境慣れによる風邪と判明した後も、リラはジノヴィそっくりのぬいぐるみを見つけて抱きしめるなど、素直ではない愛情を見せるのだった。

ヒト嫌いの弟・レヴォリの来襲

二人の生活が続く中、ヒト嫌いの弟レヴォリが来襲する。とあるイベントのためにジノヴィの自宅に泊まることになったのだ。リラにメロメロなジノヴィに対し、ヒト嫌いだというレヴォリはリラを睨みつけ、飽きっぽい兄に文句を垂れてばかり。ジノヴィも弟には頭が上がらないようだ。
ジノヴィが仕事中、レヴォリと二人きりになったリラ。なんとかレヴォリとコミュニケーションを図ろうと彼の服を引っ張ってアピールするが、レヴォリは掴みかからんばかりにリラを睨みつける始末。
しかし実は、レヴォリはヒトが大好きなヒトオタクで、ヒトオンリーイベントに参加するためにジノヴィの家に泊まりに来たのだ。思いがけず人間のリラが兄の家にいたため、混乱しただけである。
その後、結局ジノヴィの後輩でオタク趣味のあるロルフからはヒトオタクであることを見抜かれてしまい、彼にだけは自分の趣味を打ち明け、仲良くなるのだった。

『飼い主獣人とペット女子高生』(かじぺじ)の登場人物・キャラクター

主要人物

リラ

本作の主人公のひとり。普通の世界で普通に生きてきた17歳の女子高生。ある日突然、獣人が中心の社会におり、ペットショップで売られていた。
飼い主となったジノヴィの言葉は理解することができず、最初はジノヴィのことを怖がっていた。しかし、風邪を引いた際にジノヴィから看病を受けたことをきっかけに、徐々に心を許すようになってきている。
猫好きで犬は苦手。人間の世界で生きていた頃の名前は「秋(あき)」だった。

ジノヴィ

主人公のひとり。大型の厳つい外見をしている犬型獣人。男性。偶然ペットショップで見かけた人間を気に入り、衝動的に購入。リラと名付ける。
飽きっぽい性格。リラの飼い主となってからも、後輩のロルフからは心配されている。しかしリラには愛情を注いでおり、リラに好かれようと余計なことをして空回りしている。
10年ほど前は暴れん坊で誰も手が付けられないほどだった。家族は母と弟。父親はすでに故人となっている。

その他のキャラクター

ロルフ

ジノヴィの会社の後輩である犬型獣人の男性。基本的には良識人で、飽きっぽいジノヴィにリラが飼えるのか心配している。前に人を飼っていたことがあるため、自身の経験をジノヴィにアドバイスしている。
変わった嗜好を持っており、リラに着せる服として、メイド服やブルマ、ナース服、スクール水着、幼稚園スモックなどを勧めた。

サイトウ

ジノヴィの会社の後輩で、黒い強面のライオン型の獣人。寡黙だがヒトが大好き。リラを飼うことになったジノヴィに頼み込んでリラに合わせてもらうが、猫好きのリラがサイトウのことを大きな猫と認識して懐いたため、ジノヴィに嫉妬されてしまう。
ヒトのことになると饒舌になる。

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