狂言師「野村萬斎」の完璧すぎる仕事ぶりを紹介!伝統芸能からシン・ゴジラまで大活躍!
狂言師の野村萬斎の仕事ぶりが「完璧すぎる」と話題になっている。黒澤明監督の『乱』で映画デビュー以来、『陰陽師』や『のぼうの城』、『花戦さ』など大ヒットを連発。宮崎駿の『風立ちぬ』では声優、『シン・ゴジラ』ではゴジラの“中の人”に挑戦し、いずれも高い評価を得た。
◆伝統に安住せず多方面からアプローチを続ける萬斎
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新世代の狂言師として古典の知恵や発想を現代に生かそうとさまざまな試みに挑む野村萬斎。
600年の歴史を誇る狂言。だが、萬斎は伝統にあぐらをかいていたのでは、狂言は先細りしてしまうと危惧している。そのため、「難解」「古くさい」というマイナスイメージを払拭するための試みを続けている。
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各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。
◆あの『シン・ゴジラ』の正体も萬斎 狂言が作品に活かされていた
祝!!「シン・ゴジラ」公開!!
— ゴジラ (@godzilla_jp) July 29, 2016
先ほど初日舞台挨拶で発表がありました、ゴジラ役は野村萬斎さんに演じて頂きました!
人の動きをモーションキャプチャーでフルCGゴジラに反映しているのです!#ゴジラ #シンゴジラ pic.twitter.com/wrH7Af1J0S
映画「シン・ゴジラ」では萬斎さんがゴジラの役に。狂言の動きを取り入れた萬斎さんの歩く姿をモーションキャプチャーでCGのゴジラに反映したのです。
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野村の起用は樋口監督のアイデアだった。2人は12年公開の映画「のぼうの城」で、野村が主演、同監督がメガホンをとって以来の付き合い。
「狂言では神様や神の使いなど厳かな異形のものを演じることがあります。今回のゴジラも威厳を持って東京を縦断するという設定でしたから、自分の経験が生かされた。」。
野村萬斎のコメント
◆昭和天皇からポアロまで何でも演じ切ってしまう
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名探偵ポアロならぬ名探偵・勝呂武尊(すぐろたける)を演じるのは、狂言師・野村萬斎。三谷幸喜をして「彼をおいて和製ポワロを演じられる人はいない!」と言わしめるキャスティング。
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『オリエント急行殺人事件』(2015)
伝説の飛行機製作者カプローニの声を演じた野村萬斎ら、彼らの声優としての巧さはいうまでもない。
『風立ちぬ』(2013)
2008年にTBSが放映したドラマ『シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東條英機』で野村萬斎さんが昭和天皇を演じました。
◆野村萬斎は完璧の声
野村萬斎て完璧だな...#トーキングフルーツ
— オリエッティ (@sylvestle1977) May 16, 2017
野村萬斎は声が良くて姿勢がしゃきーっとしていて立ち振る舞いが美しくて流し目が優雅で茶目っ気もあって顔もかっこいいんだぞ 完璧だろ
— あめしこ (@koikoi_Rainy4L) November 9, 2016
野村萬斎、声から居住まいまで、何から何まで大好きやねぇ(´ω`)
— とし!!! (@roronore) January 2, 2017
おまけにユニークって完璧やんか
映画版は野村萬斎主演だけあってひとり立ち居振る舞いが完璧すぎて笑う。着物と畳の上の所作に馴れてるから他の役者と全く違うんだ……たのしい……
— ノミ豆@いるまめこ (@mamemamesoys926) November 27, 2016
確か監督達が最初に野村萬斎に話をして「こんな感じですか?」ってやったら完璧でビックリしたみたいな話をしていたような気がするのでだいぶ納得してだ!
— ゆーざん🧸💛 (@expel2009) November 11, 2016
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