ジャパンシューゲイザー<第2世代>の主要バンド

ジャパンシューゲイザー<第2世代>は、2000年代に結成されたバンドがメイン。「死んだ僕の彼女」「PLASTIC GIRL IN CLOSET」「bloken little sister」「少女スキップ」など。既に第1世代第2世代を見て育ってきた第3世代とも呼べるバンドも成長してきている。

少女スキップは東京で活動中のバンド。USインディ、オルタナ、ポストロック、シューゲイザーなど、多種多様な音楽に影響を受けながらも、ポップでエモーショナルで「やさしさ」「なつかしさ」を感じる、浮遊感あふれる独自のサウンドを紡ぎだしている。

出典: www.syoujyoskip.com

civic

ローファイで暴力的なファズでうめつくされた男女ボーカルのポップな曲はジザメリのサイコキャンディのよう。アノラックシューゲイザー。

まりみやた(Vo/B) けんあらい(G) ともこはちすか(D) やすひろはちすか(Vo/G)
2004年結成。インディ/ガレージ/ローファイ/ノイズポップ/フォークに影響を受けつつ、シンプルなコードに素朴なメロディを乗せ、よれよれのリズムで轟音を出しながら東京都内を中心に活動中。

出典: civicmusicband.jp

sugardrop

Boyfriend's Dead

一時期「死んだ僕の彼女」がMy Dead Girlfriendという名前を使っていたが、同時期にBoyfriend's Deadという名前のバンドもあって、その後「死んだ僕の彼女」に戻って3つがごちゃごちゃになっていたというのは私個人のエピソードです。

soundcloud.com

For Tracy Hyde(フォー・トレイシー・ハイド)

第3世代と呼んでしまってもいいかもしれない、2000年代前半に高校時代を過ごしてきたような若いバンド。リスナーとして60年代から00年代まで全て聴き通した後にそこから好きなところを全て凝縮しました感に溢れる。ルーツとなる曲に対するオマージュを複雑に組み合わせた楽曲作りが秀逸。

2012年、Twitterで知り合った夏bot(Gu、当時Vo)とU-1(Gu)を中心に結成。以降数多のメンバー・チェンジとラブリーサマーちゃんの加入を経て現行の5人編成となる。
ちなみにメンバーは全員Twitterで知り合った。シューゲイザーやマッドチェスター、渋谷系等の80~90年代のポップ・ミュージックにルーツを持ちつつ、それらをより現代的にアップデートし、同世代の若者たちの生活に寄り添う音楽をつくりたいと漠然と考えている。また、メンバー全員がTwitterで知り合っただけにTwitter上での活動も非常に活発である。
1st EP「In Fear Of Love」はBandcampにて無料配信中(http://fortracyhyde.bandcamp.com/album/in-fear-of-love)、2nd EP「Born To Be Breathtaken」はiTunes Music Store等の諸サービスで販売中。

出典: rocknoyoake.com

fortracyhyde.tumblr.com

Boyish

こちらも第3世代と言える新鋭バンド。For Tracy HydeのベースでもあるMav.のバンド。

東京を拠点に活動するインディー・ポップ・バンドBoyishによる約1年半ぶりとなる新作『Sketch For 8000 Days Of Moratorium』が完成した。メンバーチェンジを経て、完全なスタジオ・ワークスだった前作とは打って変わり、ベッドルームとスタジオを行き来しレコーディングされた本作。80年代から90年代におけるC86等のUKギター・ポップ、Creation、Sarah、Factory Recordsなどのバンドから多大なる影響を受けているが故、英詩にもこだわっていた前作『Everything You Say』であったが、今作では英詩を封印し、全編日本詩にて歌い上げられている。

出典: deadfunnyrecords.com

最後に

安定したクオリティー保ちながらリリースし続けるバンドもあれば、まだ試行錯誤が見られるバンドもあり、第2世代は今真っ盛りで進行中の世代だと感じさせられる。ポップな曲調でありながらもどうしてもアンダーグラウンドな活動で終わってしまうシューゲイザーバンドから新たなタレントは出てくるのだろうか。これからも見守っていきたい。

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