何故か心が洗われる…今は亡きスピリチュアルミュージシャン、福沢諸の世界

10年以上前に亡くなったものの、色々とスピリチュアルな印象を与える福沢諸氏の楽曲について、今更ながら取り上げてみます。

福沢諸氏について

1952年沼津市出身。音楽による本当の幸せを表すため、ヒューマンや愛、癒しをテーマに楽曲を手掛ける。音楽の道に入ったのは、11歳の時のどの神様が宿ったため。細野治夫巳曰く「シャーマン音楽家」。幼児期より不思議な体験をしている模様。2002年心臓病で没。

出典: ja.wikipedia.org

『HASH-A MANDARA NI PA'LI』(ハシャマンダラニパーリ)

個人的に初めてこの方を知った曲です。フラッシュアニメがついていましたが、その関係で知ったという方も多いのではないでしょうか。歌っているのは別の方のようですが、なるほど「シャーマン」といった感じがします。

HASH-A MANDARA NI PA'LI

うっとりします、この曲。

曲調といい、歌詞といい、癖になりますね。この言葉は宇宙から「授かった」とのことですが、不思議とオカルティックというか、怖い感じはなくて、「そういうのあるんだなあ」と心が洗われる感じになります。演奏している楽器の音がまたかわいくてポップな印象を与えるのもまたいいですね。個人の感想ですが。

『宇宙の唄』

代表曲です。先の『ハシャマンダラニパーリ』同様に頭にわいてきた曲なんだとか。

何でしょう、この優しさに満ちた曲。編曲もまた癒しと優しさに満ち満ちてますね。大きなものに守られているような感覚というのか…。戦争だ何だと騒いでる連中に聞かせれば、少しはおとなしくなるでしょうか。いや、反戦や鎮圧なんてものに使っていい代物じゃないですね。でも、人によっては涙あふれてくるんじゃないかな、と。静かな宇宙パワーを感じさせる曲なんでしょうね。

『じゅん・くりなー』

沖縄です。沖縄チックです。『ハシャマンダラニパーリ』と似た印象ですが、沖縄だけではないテイストがあるような。

月並みな感想ですが、どこなエキゾチックなのは、日本領土とは言え沖縄の持つ独自の文化によるものなのか、聞き手がどこかで日本とは違う異国を意識して「人間は皆同ってこと?」と思い込んでしまうのか…惹かれるからには、何か人間が求めてやまない何かがあるんでしょうけども。

『愛のメッセージ』

声域が広いですね。「声域」と打とうとしたら「聖域」と出ました。偶然でしょうか。

これまたスケール広い曲です。タイトル通り「アイ(愛と「会いに行く」をかけている?)」と「メッセージ」がテーマでしょうか。宇宙は広いし無限に思えますけど、人間ははるかに短命なんですね。現に福澤氏は50歳で「あちら」に逝かれました。ラスト付近の繰り返しが、限りある命の叫びにも思えます。

即興曲『今日の歌』(1982年のミニライブより)

ミニライブで、即興で作った曲まで披露。ミュージシャンなら時たまあることなのかもしれませんが、この人の場合だと「何かの力が働いている」気がするのが不思議です。福沢さんの力はもちろんですが、のどの神様が目いっぱい言葉と曲を引き出してくれてるんですね。

今はもう聞けない、ライブでのちょっとしたトークがいいですね。

ここに挙げたのはほんの一部です。もう彼による新曲は生まれないけれど、宇宙や神秘について考えさせてくれる福澤氏の楽曲は、いい意味合いで放心させるに十二分な力を持っているかと思うのです。

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